友人のメールを転載します。
【以下転載】

日本在住のウクライナ人でソプラノ歌手のオクサーナ・ステパニクさんの「アヴェ・マリア」を聞いて(YouTube)、戦場と化した祖国への祈りの歌と思えて涙があふれそうです。この曲を拡声器を使ってウクライナの戦場に流し続けたら、あるいはロシア兵も武器を置くのでは・・・それほどに音楽の力を感じるのです。
 
* 歌われている「アヴェ・マリア」はカッチーニの作品となっていますが、実はロシアのウラジミール・ヴァヴィロフ(1925~73)が作曲し、有名なカッチーニの名前を使ったと言われています。


戦場に音楽を・・・今日、ウクライナ西部リビウ市の街中で「音楽には団結させる力がある」とピアノを弾き出した若者がいました。ブラボー!
ヘーゲルは人間の歴史の目的は自由の実現であると書いたようですが、いまウクライナで起きていることの本質的な問題はまさに「自由」の問題だと考えます。香港の自由を奪った中国と同様の構図が見えてきます。
         実存(仮名 70代)
Ave Maria Caccini - Bing video
オクサーナ・ステパニク - Bing video
 
 
この「アヴェ・マアリア」は初めて聴きました。静かに耳を傾けると本当にすばらしい。
大音響で戦場に流す。マルレーネ・ディートリヒの「リリ・マルレーン」を連想しましたが、もっと気高い。元東欧在住(80代)


ウクライナ・ロシア民謡や歌
ウクライナ民謡 有名な歌曲 (worldfolksong.com)
ロシア民謡 - 検索 (bing.com)


この際、香港・周庭さんやデモシストの苦闘を思い浮かべて。
不協和音 - Keyakizaka46 - YouTube
 不協和音 歌詞 - 検索 (bing.com)

歌声運動関連 
  私は民青の歌はほとんど歌えます。学生時代は寮生で、民青の圧倒的な拠点。関東甲信越寮連の中心的寮でした。1年生の頃は昼は中核派の学内活動、夜は民青主催の寮生大会や色んなイベントに参加していました。で、歌声運動の色んな側面を体感してきました。
 歌声運動は、下らない「プロレタリア文学論」を体現するものから、少しはましなものまでさまざま。組織化・囲い込みでは結構成果を挙げていた。
 それはそれとして、今や少しでも「大衆的広がり」を目指すなら、共産党や全労連への関りは欠かせない。地域や職場で、彼らの歌を一緒に歌えることも「お付き合い」としてあった方が良い。ま、今の時代、元や若手の人々も時代の歌曲に染まっていることも…

そうそう。
ベ平連や新宿駅地下のフォーク広場。
ジグザグデモや角材でのゲバルト、一面では多くの人びとの参加を阻むもの、という側面は否めない。
その上、「飯炊き」やから救対や二軍に多くの女性を追い込む面があった。
私の知る幾多の女性たちが開放的な「フランスデモ」に参加し、名曲喫茶やディスコに入れ込んでいた。あるいは「政治課題」を飛び越えた色んな世界に飛び込んだ。闘いの精華は、「心」「文化」「世間」への「飢え」「飢餓感」を底から呼び起こしていた。
「全学連大会での女性たちの糾弾」は今から見ればあまりにも遅かった。
それと合わせて、いろんな「再評価」が問われそうだ。

戦争体験者の想い?
 そうそう、同じ軍歌でも「軍艦マーチ」などと違い「情けのある軍歌」や歴史になぞらえた歌も多数歌えます。小学時代のみんなに慕われたⅠ先生に、授業中にくり返し歌わせられたもの。気が付くのが「遅かった」。
 戦争体験者たちに沈黙のままこの世を去らせることを強いたのも、私たち当時の若者たちの責任でもあったと、今にして思います。体験者たちが自身で整理できないままに、「おぞましい戦場の実体験」をありのままに呟く、ということに怖気をかきたてらる。そんなことに止まっていた。「日本の反戦・厭戦の限界」とも思います。

スマップのトライアングル
が密かに流行っているとか?
https://sp.uta-net.com/movie/35862/