事態は急速に進展しているようです。ひとまず26CCについて、メモ程度にまとめ、今後は生のコメントや記事で対応することにしました。
今回は『前進』記事と『試練』から。
一部、独自のニュースや視点が加わります。
【以下『前進』2020年新年号巻頭論文 抜粋】
⑴7回大会の路線的誤りを克服する道つかんだ26全総
革共同は昨年9月に開催した26全総において、これまでの党の闘い、とりわけ2015年1月の第7回大会以来の闘いを総括し、そこにはらまれていた重大な路線的誤りをえぐり出し、これを推進した中央指導部(旧政治局)の組織指導の破産を明らかにした。26全総は中央労働者組織委員会の主導のもと、全国の各地区、同盟本部(前進社本社)、青年・学生党員から選出された全国委員が結集し、とりわけ国鉄決戦の先頭に立ってきた現場の同志をはじめとする労働者党員によって終始討論が牽引(けんいん)された。そしてそのような白熱的討論を通して、現代革命に勝利する党の総路線の再確立に向けて新たな一歩を踏み出すとともに、第8回大会までの暫定中央指導体制(清水丈夫議長―秋月丈志書記長)を選出した。
【以上転載】
【諸問題①】3人組が失脚
天田・木崎と坂木の3人組は新政治局員に選出されず、失脚が確定。
他の旧政治局員も大半が再任されることはなかった。
新書記長をはじめ暫定執行部は、大きく若返ることになる。
『試練』では天田元書記長の「メモ=自己批判書」が公開された。切れ切れの、とても「文書」ともいえない。
資料:天田三紀夫革共同書記長の「謝罪」文
大会は2020年になりそうだ。
【諸問題②】秋月丈志暫定書記長
秋月暫定書記長は、中四国地方委員会の書記長で、中央指導部としての実績は無いか薄い。
動労千葉の田中委員長は政治局員として継投する。
【諸問題③】清水議長は残留(略)
天田氏の「メモ」と並んで議長の自己批判書も出たようだが、それへの公然とした批判もあったという。「暫定執行部として」清水議長も残留した。清水議長の影は薄い。
【諸問題④】02年?の人事との比較(略)
【諸問題⑤】「党の労働組合」をめぐっての抗争(略)
26CCは全国WOBの主導で開かれたとする。これはWOB(労対、常任=専従)ではなく主要現場労働者メンバーの出席する定期的な会議とその出席者たちのこと。
規約上は非正規だが…
【諸問題⑥】女性差別事件の後継化
もともとの経緯としては、木崎氏をはじめにした3人組などによる「女性差別事件の隠蔽」を焦点として追及されてきた。その結果、天田書記長を含む3人組が失脚した。その流れの中で政治局員の「全員辞任」という大事件を受けての全国委員総会である。しかしそれらの経緯は急転直下後景化し、労働運動をめぐる路線闘争に集約される結果になった。
【諸問題⑦】過去の分裂や追放劇への振り返りは無し
06年や07年に遡って起こった関西での「党の革命」や関西派(再建協・橋本派)の追放・分裂への見直しはなさそうだ。その後の幾多の除名・追放・分裂や荒川氏へのスパイ規定も、諸個人・諸グループの造反への見直しもなさそうだ。かけがえのない「有能で大切な労働者党員」に謝罪し、三顧の礼をもって復帰を要請する気配も今のところなさそうだ。
ましてや00年の白井朗政治局員へのテロとこれを批判した諸人士への謝罪も見えない。
事態の展開によってはゼロとは断定できないが…
【諸問題⑧】「暫定」の意味
人事と基調提起は「賛成多数で採択された」とある。中核派の歴史でこんなことは初めてといっていい。
その後新年号巻頭論文を除いて、「26CC決定」をたたえたり、「決定に基づいて」などの表現による学習運動や翼賛運動は語られない。決定も人事も事実上不信任にあえいでいる、改めて全党の承認が得られるのか否か、というのが正確なようだ。
『試練』から。資料:革共同26全総 議案(前半) の26全総実行委員会・議案起草委員会の項。
【諸問題⑨】星野・沖縄ほか
群馬君 星野文昭氏の獄死(虐殺)についての振り返りはない。
首里君 「オール沖縄反対」についても…
今回はここまでにします。