2020年08月

【ブログ注】
中央派の行動と主張が「一変」したようだ。
今回は2つの行動と記事を紹介するに留める。以下引用……… ……… ………

「復帰」47年 沖縄の怒りと結ぶ 星野さん解放へ新たな団結 辺野古 座り込みで土砂搬入を阻止

 2019527 3038
http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2019/05/f30380101.html

 5月1820日の3日間、「復帰」47年5・15沖縄闘争が闘われた。…【中略】

息の長い闘いが計画崩す

 20日午前7時30分、全国から集まった労働者・学生など120人が名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前に到着した。…【中略】… 小雨が降る中、緊迫したにらみ合いが続く。やがて東京交通労働組合などの120人が現地に到着し、合計250人ほどに達した参加者たちが闘争歌「今こそ立ち上がろう」「座り込めここへ」を合唱。これだけの人数を排除するのは機動隊といえど容易ではない。そして午前10時頃、とうとう機動隊が姿を見せることもなく、搬入作業は断念に追い込まれた。なすすべなく退散していくダンプカーをシュプレヒコールで追い払いながら、参加者が大きな歓声を上げた。【以下略】

本年「復帰」47年 5・15沖縄闘争の総括

2019712019731

本年「復帰」47年5・15沖縄闘争の総括―私たちの挑戦と切り開いたもの

 

【ブログ注】

沖縄交流センターから重大な転換論が提起されている。【以下引用】赤字は当ブログの注目点。

 今回はほぼ全文を引用する。

柿本 博人(沖縄労組交流センター代表)

 「復帰」47年の5・15沖縄闘争は、5月18日から20日の3日間を軸に濃密な連続闘争として闘われました。結集した闘う全国の仲間たちの奮闘に心から感謝しつつ、沖縄労組交流センターとしての闘いの総括と感想を明らかにします。

「昨年の延長線上で考えたら、情勢にぶっ飛ばされる」との構えで本年5・15闘争に臨んだ

 昨年の翁長雄志知事の急逝直後の8・11県民大会、それに続く9月県知事選挙、12月から始まった辺野古への土砂投入=埋め立て工事の開始。そして、2月県民投票と3月からの新たな区域への土砂投入という激しい攻防の中で、沖縄情勢は95102110万人沖縄県民大会から始まった地殻変動とも言うべき新たな人民反乱が、さらに「次の段階」に突入していました。
 その核心は、青年・学生、女性の決起の開始でした。さらに全世代にまたがり、世代を超えた決起が新たな闘う団結を芽生えさせていました。はっきりしていたことは、昨年5・15沖縄闘争と比べて次元を画する時代が始まっていることをはっきり示していました。
 これら新しい時代と新たな決起の根底にあるのが、辺野古新基地建設に対する怒りであり、辺野古での闘いへの支持・共感にあるということでした。この辺野古での闘いを様々な形で担っている人々が、沖縄の星野文昭さん解放の陣形を形作っており、星野さんの仮釈放を求める闘いは、辺野古闘争との結合をさらに前進させました。その象徴的出来事が、2月星野さん解放意見広告(沖縄タイムス、琉球新報の地元2紙で掲載)に稲嶺進前名護市長糸数慶子参議院議員が名を連ねてメッセージを寄せるという画期的事態でした。
 こうした情勢の中で、本年「復帰」47年の5・15沖縄闘争の方針は、①「復帰47年」の5・18沖縄集会を、沖縄における新たな情勢と闘いの開始と一体となっていくような集会として実現すること、②辺野古現地の攻防に直接乗り込んで、共に闘うこと、この二つで新たな踏み込みを開始するというものでした。

「復帰」47年の5・18沖縄集会は、現地結集50で、沖縄の新たな闘いの開始と一体となる挑戦権を握った

 「復帰」47年の5・18沖縄集会のメイン講師は、この間の新たな沖縄の闘いを象徴する「チーム緑ヶ丘1207」のお母さん方にお願いしました。一昨年12月7日、「緑ヶ丘保育園」での米軍ヘリ部品落下事故から活動を開始、昨年の4・18「止めよう!戦争」沖縄百万人署名運動総会に講師として招き、12・9「改憲・戦争阻止!大行進 沖縄」の結成集会でも講師を引き受けて頂きました。
 講演は今回で3回目。誰にでも伝わるようにと、新たなDVD映像を準備し、講演の始めと終わりに2本のDVDを上映。
 内容は、「素朴」だが、沖縄闘争の「原点」を確信を持って語りかけるものでした。基地の「県外移設」「本土移設」論を主張するこれまでの運動のあり方とは一線を画する闘いの始まりは、今の情勢を物語るものだと感じました。
 読谷出身の糸数慶子氏には、彼女の自己史を語って頂きました。結びは「沖縄の全基地撤去と星野文昭さん即時釈放のために闘います」と。チーム緑ヶ丘1207や星野暁子さんの思いと強く結びついた内容でした。
 5・18沖縄集会には、星野絵画展参加で結集を呼びかけた新たな女性労働者が参加しました。前日昼、沖縄大学構内で星野解放集会をやりぬいた沖縄大学自治会の赤嶺知晃委員長は、新たな沖大生らの結集を勝ち取りました。また、全電通時代の労働運動を象徴する労働者や、基地の請負で働く労働者の結集をかちとることができました。
 新たな沖縄情勢の土台には辺野古現地の攻防があり、ここに沖縄における星野闘争も完全に重なり合っています。問題は、この情勢の中で、どのような態度で辺野古現地攻防に臨むのかということでした。
 確かに、現地攻防だけでは工事は止まらないのは事実です。それは、選挙でも県民投票でも同じです。そうではなくて、現実の沖縄の労働者階級の闘いの中で、辺野古現地の攻防がどういう位置を持っているかということです。「現地攻防では基地建設は止まらない。職場の闘いが重要」と言うのは、正論だとしても、それだけ行っているならば、現実の沖縄の労働者階級の闘いに背を向けることしか意味しません。県知事選39万人、県民投票42万人と私たちの存在と闘いが別の所にあるとすれば、当然、私たちこそが改めなくてはならないということです。階級的労働運動を実践するとは、こうした転換を明確にすることです。実際、私たちは、昨年からの護岸工事の本格的開始と土砂投入に対して、現地行動への参加を可能な限り追求してきました。
 5・20辺野古現地闘争は、結果的に「奇襲戦」ということで午前中の土砂搬入を阻止することができました。「169台が資材搬入、市民ら50人抗議」との5月28日付沖縄タイムス記事には、「約300人が集まった20日は、3回の資材搬入のうち1回を追い返した。大勢が集まれば工事を止めることができる」との発言が紹介されています。
 私たちは、5・20辺野古現地での決起で、辺野古現地攻防への「再上陸」を堂々と宣言しました。現段階で恒常的な現地闘争体制をとるわけではないし、とれない現実はありますが、節目節目での闘争参加をしっかり行っていくことを決意して、報告と感想とします。

5・20辺野古現地闘争現地攻防にどのような態度で臨むのか

………以下略

 

 

【ブログ注】

上記の「以下は略」はHP自体で上の記事がほぼダブっているので削除しました。

交流センターサイドでの明示の「転換」論がありました。

赤字部分を注意しながら読んで下さい。

発行は昨年6月。旧執行部の木崎氏らが「女性差別事件」の隠蔽を追及されて土壇場にあったころ。天田書記長らの「3人組」が沈没した。

労働運動路線をめぐる攻防は、外から見れば、のたうち回る3人組と混沌を衝いて、「溺れる犬は打て」式に前面化したと言われる。この時期の沖縄闘争での転換論は注目に値する。

 ただ『前進』には反映されたようには思えない。暫定執行部の議論にも、外見では反映されていない。

それに加えて… 

これは私の『前進』離れのゆえだろうか?それとも? 

  

 5・15平和行進

沖縄復帰47年 全国の労組関係者ら

会員限定有料記事 毎日新聞2019518日 西部朝刊

 本土復帰(1972年5月15日)から47年を迎えた沖縄県で17日、平和を訴える「5・15平和行進」が始まった。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設に向け名護市辺野古沿岸部で埋め立て工事が進む中、全国から駆け付けた労組関係者らが「新基地建設を止めるぞ」と声を上げた。

 米軍基地が集中する沖縄本島中北部を巡るコ…


【ブログ注】

もちろん、現地では「5・15」その日に平和行進がありました。
 5月18日はたしか土曜日。その後実際に辺野古現地への参加があったのか否か、
『前進』を斜め読みする限りでは、那覇での集会やデモを除いて見当たらない。

 

今回はここまで…

やはり棚上げ?(コメントから)

中央派の主張などについて、ブログでは19年止まりのようなので、いろいろ『前進』をめくつて見ました。やはり何もないようですね。
春季や夏季の論文でもこれといった展開は見当たらない。
「再上陸」論はよく言って「棚上げ」状態なのでしょうかね。

2020-09-06 20:37:23 

中央派の論調をもう少し膨らませて再論します。
 O'Hanlon  さんのプロファイリングも入れました。
前回の記事と統合した方が良いのでしょうが…

【前回の重複部分】
今回は以下から始まります。
9.白土
 悩ましい問題だと思いながら4点にわたって書いておきます。
正直なところ私は当初はとまどいながら、しかしほぼ無条件に翁長支持に踏み切りました。迷う理由はない、と。
そこで以下の中央派の記事について逆質問してみます。

 第1点。「翁長は反安保・反基地闘争を終わらせるために知事になった」
      「那覇市職労破壊に手を染めてきた根っからの新自由主義者」
     
  この二つの断定を正しいと思いますか?
  翁長氏が政治生命をかけて、最後には生死をかけて「辺野古」にこだわり続けたことをどう思いますか?  何よりも「オール」沖縄の下で熱く燃えた県民の思いに共感しますか?

「終わらせるために」論をふえんすると以下のようになります。
 「主観的には辺野古の一転共闘」に政治生命をかけるにせよ、客観的には「終わらせるために」だ。だから主観的にも「終わらせるために」なのだ。上記のような三段階論法をスターリン主義の得意技にしていたことをご存知ですか?かつての共産党が「トロツキスト」=反革命、帝国主義のスパイ規定していたことをご存知ですか?
 あらかじめ議論を封じる議論、どう思いますか?
 レッテル貼りするだけで良いのでしょうか?
 
「新自由主義」のレッテルで何かを言っていることになると思いますか?(今回は略)
 
 第2点。
 たぶんそんなことかと、私があらかじめ「応えた」ことへの回答を下さい。
 つまり仮に O’Hanlonさんや中央派のいう通りだとして、ではどういう態度をとるのか?という問題です。「寝返り転向した革新共闘」とその下の「労働者階級」と無条件に、かつ全面的に決別するのか?あるいはどういう関係を持つのか?断定しっぱなしで済むのか? 話を戻して、「どんな対応をするのか?」、少しでも応えるよう努めてください。
 今回は省略しましたが、中央派は辺野古県民投票に際しては、最後には参加を呼びかけ、その勝利をたたえました。とはいえその扱いは非常に小さい。そして「ゼネスト情勢」の切迫論です。
 これを「揺れ」「ぶれ」ととらえるのか否か?
 そもそも、あなたは「県民投票に行こう」なのかそれとも中央派も体制内に転落した、論なのか?

 追加分
O’Hanlon  さんのプロファイリング

 「応えて」を始めるにあたっていろいろと悩ましいなと思いました。

 このブログでは「議論」をしないことを基本にしてきました。

  O’Hanlon  さんの過去のコメントは当ブログの移行のさいになくなっています。   残っているのは「三里塚の敗北宣言?」だけです。過去の印象を思い浮かべてどんな人でベースにどんなものがあるのか?を想像しました。

 当面の想定としては、「85年世代かそれ以降、遅くても90年代半ばに中核派に結集したか強いシンパシーを持った人」「06年3・14当時はまだ『現役』かその周辺」で「関西派に一定の接点があったが中央派を選んだ」「学生または学生運動出身(高校生運動を含む)」…です。どうでしょうね。

 で、もう一度、中央派の「オール沖縄反対論」を洗い直してみます。


【原文を膨らませた部分】 
【以下引用】 【ブログ注】特に表記の無い文は引用。すべて原文のまま。
  
辺野古新基地絶対阻止へ
    安倍・石破の策動に階級的反撃を
(2612号5面1)(2013/12/09 )(無署名)

辺野古 新基地建設に怒り 浜埋め尽くす5500人
   2014年9月29日 第2650号

「安倍と仲井真に対する深く激しい怒りが沖縄全島に広がり、自治労を中心に労働組合の参加も圧倒的に増えている。国鉄闘争全国運動・沖縄、沖縄労組交流センターと全学連も新基地建設阻止、安倍打倒に燃えて結集し、IJBS労働組合支援共闘会議ニュースを配布した。」

 
【ブログ注】
   「労働運動路線」と「血債主義の否定」、故中野洋氏(10年3月)の「労働者は差別しない」論の純化がいっそう
明らかです。 当時はすでに沖縄現地の人々は、「沖縄の自決」を語りだしていました。本土の「沖縄闘争」は対称的に停滞していました。沖縄側では「沖縄差別」は「構造的差別・無関心という差別」に言い換えられていました。そして「沖縄を帰せ」の歌も「沖縄に返せ」に言い換えられていました。そんな中で中央派は「沖縄主義者」を排除していきました。

 沖縄県知事選 「オール沖縄」うち破り闘う労働組合甦らせる 安倍打倒・辺野古新基地阻止を
  2014年11月 3日 第2655号
     http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2014/11/f26550402.html
  沖縄の労働者階級の「命を守る」闘いを継承し、「基地の島」「非正規職の島」の現実を覆す階級的労働運動の新たな挑戦として、青年労働者を先頭に闘う労働組合をつくり、11・2労働者集会に大結集しよう。沖縄県知事選で沖縄の労働者階級の根底的な怒りを解き放ち、新自由主義・安倍政権を打倒しよう!
(2014年10月30日)
〔革共同沖縄県委員会〕

【ブログ注】記事の結論は、東京集会への呼びかけ??

5・15沖縄 全島ゼネスト呼びかけ IJBS労組先頭に集会・デモ
 2016年5月23日発行 第2749号
  http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2016/05/f27490102.html

 5・14〜16沖縄闘争は、朝鮮戦争の超切迫下で、韓国・民主労総と連帯し、沖縄全島ゼネストをめざし圧倒的に闘い抜かれた。5・26〜27サミットとオバマ・安倍の5・27広島訪問を断じて許さず、6・5国鉄闘争全国集会の大成功をかちとり、6〜7月選挙決戦へと突き進もう。

【ブログ注】中央派の「ゼネスト⇒革命」論または路線がこのあたりから前面化する。「沖縄全島ゼネスト」云々…。


沖縄の怒りをゼネストへ 名護市長選 「オール沖縄」の破産示す ...
(2916号02面02)(2018/02/15)
    www.zenshin.org/zh/f-kiji/2018/02/f29160202.html

    議会主義でなく職場から闘いを
 市長選が示したことは、沖縄の労働者階級とりわけ青年労働者の中から新自由主義の矛盾とその崩壊の開始の中で〈オール沖縄〉を乗り越えて新たな闘いが始まったということだ。議会主義的行政主義的合法的な「辺野古新基地建設反対」運動は完全に終わり、140万沖縄県民の中から「ゼネスト」「蜂起」という要求が吹き出している。それは沖縄全島ゼネスト情勢の急接近を意味している。…
 新自由主義は「基地の島」を「非正規職の島」へと変貌(へんぼう)させた。沖縄の労働運動の変質と壊滅攻撃の中で、労働組合の組織率は10%未満と全国最低の数値だ。97年の名護市民投票時の最大の実動部隊であった名護市職労をはじめ労働組合がその力を大きくそがれてきた。…
 新自由主義のもとで民営化と非正規職化の現実に怒り格闘している青年労働者の現実と新基地建設攻撃の一体性は、「誰が市長になるか」ではなく「自らの職場からいかに闘うのか」の中にしか回答はない。それは労働組合という基礎的な団結形態の中から生まれ、闘いの中から「金では替えられない」共同性と階級性が育まれる。…
 そういう意味では両陣営とも、労働者階級を「ただの一票」におとしめた。それが〈オール沖縄〉の敗北の根拠であり、その軸が日本共産党スターリン主義だ。市長選は「沖縄革新共闘」の崩壊から〈オール沖縄〉へ、を主導した共産党の最後的路線的破産でもある。〈オール沖縄〉の破産と崩壊は連合崩壊情勢と絡み合いながら、沖縄全島ゼネスト情勢を一気にたぐり寄せるものとなる。


【ブログ注】タイトル通り。市長選挙での敗北を嘲り、あざけり、沖縄労働運動の後退を強調し、辺野古現地の闘いは「完全に終わり」と断定・断罪する。そしてゼネスト情勢を語る。これはいったい何だろう?よく言っても「アナルコサンジカリズム」???


沖縄県知事選 女性・青年の力が佐喜真を打倒 ゼネストで辺野古絶対阻止へ
(2980号01面03)(2018/10/11)
    http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2018/10/f29800103.html
9月30日の沖縄県知事選で、沖縄の労働者階級は安倍の先兵である日本会議の極右・佐喜真淳を完全に打倒する歴史的な勝利を実現した。連立政権を組む自公に維新が加わり「勝利の方程式」などと呼ばれてきた改憲連合が完全に打ち破られた。玉城デニー候補を県知事へと押し上げたのは、沖縄県民の「辺野古新基地建設絶対阻止」の不退転の決意にほかならない。
 しかし、このような安倍政権のやり方それ自身が、沖縄の労働者階級の猛烈な反発と決起を生み出した。先に書いたスマホなどでの投票行動への企業の点検に対して、労働者は「佐喜真」と書いた投票用紙を撮影した後、それを「書き損じた」と選管に返却して新たな投票用紙を発行してもらい、「玉城」と書いて投票したという。

「オール沖縄」の枠超える根底的怒り

 8・11県民大会での7万人の大結集を一つの転換点として、沖縄の階級闘争は新たな段階へ発展を開始した。翁長前知事の急逝という事態を受けて、一人ひとりの沖縄県民が、自ら歴史変革の主体として登場を開始した。それは「オール沖縄」という既成の枠組みを超えた新たな決起の開始だった。
  特筆すべきなのは、女性と青年が圧倒的に玉城候補を支持したことだ。勝手連をつくって玉城陣営を応援する青年たちも多数現れた。従来は「経済問題=若者」「基地問題=中高年」といった「世代間分断」が言われてきたが、今回は全世代で玉城支持が佐喜真支持を圧倒した。女性労働者と青年労働者・学生の新たな決起が歴史的勝利を引き寄せたのだ。

11・4日比谷集会で改憲阻み安倍倒せ

 辺野古への新基地建設を絶対に阻止する! この沖縄県民の決意と行動は県知事選の枠を超えてどこまでも発展していく。
 安倍政権はあくまでも辺野古新基地建設を強行しようとしている。沖縄県の埋め立て承認の「撤回」をめぐる裁判闘争も早晩開始されるだろう。また、辺野古新基地建設の是非を問う県民投票も来春までに実施されようとしている。これらの一つひとつの攻防を闘う中から、「基地の島」「非正規職の島」の根底的な変革を目指す沖縄の労働者階級の団結と闘いが育まれ、米軍基地全面撤去を目指す沖縄全島ゼネストへと必ず発展していく。

【ブログ注】「オール沖縄」という既成の枠組みを超えた」と間接表現で玉城新知事の勝利・誕生にすり寄った。ただ、『前進』や現地が「玉城に1票」を呼びかけた形跡は見えない。承認撤回への評価?翌年の県民投票には参加するかもしれないことを匂わせた。


ゼネスト情勢に入った沖縄 全軍労先頭に実現した全島総決起 今こそ71年を超える闘いに立とう 元基地労働者・水島満久さんに聞く  
2018年12月 6日発行 第2996号
辺野古新基地への県民大会の怒りが県知事選勝利導く
  http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2018/12/f29960201.html

【ブログ注】タイトルのみ。知事選での玉城新知事誕生。「ゼネスト情勢」???再び「ゼネスト」を対置。水島さんの実績はおおいに学ぶものだらけだが…。
 (ジャンプできません。各自で検索してください)

2・24沖縄県民投票勝利へ 3000人が「辺野古埋め立て絶対反対」
 2019年2月 4日 第3008号
    http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2019/02/f30080303.html
 2日前の24日には、辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票について、選択肢を賛否の2択から「どちらでもない」を加えた「3択」にする条例改正を県議会与野党が合意。全県での県民投票が実施される展望が出てきた。
 参加者は「3択」という形で歪められたとはいえ、県民投票に不参加を表明した5市長と自民党県連を追いつめた勝利感から、選択肢が何択になろうとも「辺野古埋め立て絶対反対」の圧倒的な民意を表明する決意を固めた。
  沖縄労組交流センターの仲間は、「沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会」の会員と一緒に、星野文昭さん解放に向けた第3次意見広告の成功を呼びかけるビラを集会参加者に配布した。1千部のビラとセットにした要望書は集会開始前にすべて配布された。「星野さんね」「(仮釈放の)見通しはどうなの」とビラを受け取りながら話しかけてくる人が途切れることなく続いた。
 2・24沖縄県民投票の圧倒的な勝利で、安倍政権を打倒しよう! 星野文昭さん解放へ、第3次意見広告を成功させよう! その力で4月杉並区議選に絶対勝利しよう!(無署名)


県民投票で安倍倒そう とめよう戦争への道!百万人署名運動・沖縄の会  金城さん

 2019年2月14日 第3011号
   http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2019/02/f30110102.html
 今、県民投票で問われているのは「どちらでもない」ではなく「辺野古基地に反対か賛成か」だ。分かりやすく言うと「戦争に反対か賛成か」だ。ワッターは沖縄戦への道を歩まない。2月24日の県民投票は「反対」の圧倒的多数で勝利しよう。暴走の安倍政権を沖縄の怒りで打倒しよう。

【ブログ注】金城幸男さんの名で明示の形で県民投票への参加を呼び掛けた。県委員会でも中央でもなく?! なお金城さんは『序曲』21号(破防法研究会 19年5月)にも寄稿している。


基地・戦争とゼネストで闘おう 43万4273人の団結した怒り 今が沖縄の未来切り開く時
http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2019/03/f30190101.html
2019年3月14日 第3019号
〔革共同沖縄県委員会〕
【ブログ注】県民投票の結果に言及したものです。革共同沖縄県委員会の署名。記事の中には玉城知事や「オール沖縄」への言及は一切ない。


3・16沖縄県民大会 辺野古土砂投入続行に怒り 建設断念求め1万人
2019年3月25日 第3022号
    http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2019/03/f30220103.html
 主催者の目標を超える1万人以上が結集しました。大会開始前に会場は埋め尽くされ、最寄り駅から会場への列も貸切バスでの来場者も、開始時間後も途切れませんでした。…
 私たちは「基地・戦争とゼネストで闘おう」と題する『前進』3019号3千部を参加者にまききりました。…
 沖縄万人の力で星野さんを取り戻す会は、意見広告で星野さんの解放を呼びかけた人も加わり、沖縄タイムスと琉球新報に掲載された意見広告に要望書と絵画展実行委員会の呼びかけをセットにして配布しました。…
 県民大会は主催者を代表して、共同代表であり、沖縄での星野意見広告に名前を連ねた稲嶺進・前名護市長のあいさつで始まりました。稲嶺氏は「この2月の県民投票で沖縄の民意は示された。しかし岩屋防衛相は、『県民投票前から工事は続行するつもりでいた』と言った」と激しく弾劾し、「(国の)間違った計画を白紙撤回するまで力を合わせて頑張ろう」と力強く訴えました。さらに各地を代表した若者の訴えには、会場から多くの拍手が送られました。
 大会は最後に大会決議を採択し、「土砂投入をやめろ!」「民意は示された!」のメッセージボードをかざし、「ガンバロウ」を三唱し終えました。
 県民投票の圧勝からさらに次の闘いへ! 新たな全島ゼネストに向かって闘いぬこう!
(山城信康)

【ブログ注】この記事を取り上げた理由はいくつかある。
① 山城信康さんの投稿と言う形をとっていること。
② 県民大会へと主催者側への肯定的なかかわりを回復したいというスタンスが満ちている。「県民投票の圧勝」という赤字部分も同じ。
③ 会場入口付近で撒いたのは『前進』と「星野」だけ、ということ。(いつもと同じ!?!)

【ブログ注】
 中央派の沖縄論?は過去に何度か取り上げた。00年以前の中核派の論調への私の意見も載せた。近いうちに新記事に再現したいところです。
 今回の記事に続けてそろそろ私の過去の論評・意見も載せたい、とも思います。

 19年、5月から7月の「転換」・「再上陸」論は次回。


【以下、『未来』から転載】

同盟員による性暴力事件について深くおわびします

 革命的共産主義者同盟関西地方委員会(以下、同盟)は7月下旬、臨時総会を開催し、同盟員である八代秀一にたいして、以下述べる理由によって、無期限の資格剥奪処分を決議しました。八代は『未来』および『展望』の編集委員を兼任していました。
 2019年12月末、八代は大阪府内に所在する同盟所有の建物(以下、事務所)内において、Aさん(女性)にたいして性暴力を働きました。Aさんは同盟の協力者であり、同盟員の連れ合いでした。事件当時、Aさんは家族の事情で事務所内の個室に一時避難していました。Aさんは重い精神病の症状に苦しんでおり、栄養失調も重なって衰弱した状態でした。八代は、事件当夜、事務所内に人がいなくなったときにAさんが宿泊していた個室に入って、Aさんに襲いかかり性交を迫りました。Aさんがこれに抵抗し拒絶したため、八代は犯行をあきらめ、事務所を出ました。事件直後、Aさんが連れ合いのBさんに電話で連絡し、八代の犯行が明らかになりました。
八代が犯した性暴力事件は人間として到底許すことができない犯罪です。私たちは被害者のAさんに心からおわびします。本件は同盟員による前代未聞の性犯罪であり、女性差別事件であり、障がい者差別事件です。私たちは本件によって、私たちを支持し、共に闘ってきた皆さんを裏切り、深く傷を付けてしまいました。さらには性暴力、女性差別、障がい者差別とたたかう人びとを裏切り、敵対する行為をはたらいてしまいました。私たちは同盟員がこのような重罪を犯したことを深く恥じ入るとともに、すべてのみなさんにおわびします。
 本来ならば、本件発生後、速やかに事実を公表すべきところでしたが、実際には7カ月以上もかかってしまいました。地方委員会は、同盟員による犯罪の重大性とその対処が遅れたことの責任を重く受けとめ、同盟の議長および地方委員全員が辞任し、臨時総会において承認されました。
 以上、同盟による犯罪行為の事実を報告するとともに、心からの謝罪と反省の意を表明します。
2020年8月1日
革命的共産主義者同盟   関西地方委員会


 

未来第299号目次(2020年8月6日発行)
 http://kakukyodo.jp/mirai20299.htm#12

【ブログ注】既視感ありあり、という感想が寄せられています。

2020-08-17 10:55:23 


「オール沖縄」② それでもなお…

那覇市職労の副委員長の平良昌史さん

https://blog.goo.ne.jp/katarituguokinawa2010/e/23fcaa6a2e6e2f080fffbb0c237e5697

2014年07月26 | 選挙関連

 沖縄のそして日本の未来を決める11月の沖縄県知事選挙、①辺野古新基地建設反対 ②オスプレイ配備反対 などの基本政策を確認し、「翁長雄志」那覇市長を統一候補として、県議会野党側と那覇市議会翁長支持派、県経済界有志そして翁長市長自身も出馬に向けた決意を固めました。

 本土復帰前の1968年、行政主席選挙、立法議員選挙、那覇市長選挙が行われ、革新側が勝利した。米軍政に立ち向かう「島ぐるみ闘争」、その後の「復帰闘争」大きな運動の直々に行われる選挙に、沖縄の革新共闘(社会党・共産党・社大党+労働団体)は、強さを発揮してきました。一致する候補者が選定できなくて共闘が崩壊したこともありました。

 革新共闘は、大田革新県政を最後に無くなりましたが、その精神は今も、脈々と生きています。反自公勢力としてまとまった時期もありました。保守側との政策調整において、革新内部でも数々のジレンマと闘いながら、意見を集約してきました。沖縄における現在の政治勢力は、保守勢力が圧倒しており、革新勢力だけでは1対1の首長選挙や国政選挙は勝てません。無党派層の圧倒的な支持が得られる候補者か保守勢力からも支持が得られる候補者を選出する必要がありました。糸数けいこ参議院議員は前者であり、今回の翁長氏は後者になります。

 保守政治家である翁長氏は、小泉構造改革路線を那覇市役所で実践し、市民から圧倒的な支持がありますが、労働組合側からは反発もあります。それでも、この2年間の翁長氏の基地問題についての政治姿勢を革新側も評価し、大同団結をしています。保革で対立が大きい基地政策が合意されていますので、それ以外の福祉・教育・環境・経済・雇用政策も急ぎ合意しないといけません。新自由主義路線の弊害が顕著に表れている中、その是正をどうするかがカギになると思います。

 私も個人的な葛藤をしつつも、沖縄の未来のために県知事選挙を勝利しないといけませんし、同時に行われる那覇市長選挙についても、全力投球をしていきたいと思います。

 沖縄の未来は、オキナワが決める! 巨大な国家権力に対して、全国の仲間の暖かな支援をよろしくお願いします。(事務局次長 平良)

 

 【ブログ注】那覇市職労も悩ましい課題を抱えてオール沖縄に踏み切ったのですね。しかも、断固として。もちろん、組合員もさまざまな感慨と対応をしたのでしょう。この種の問題は、誰かが決めたからと言って誰もが納得して行動するというものではないことも自明の理です。

 

コロナ後の辺野古 変わる抗議の現場 座り込み参加者は増える

配信

資材搬入のゲート前に座り込む市民と立ち退くよう求める機動隊員=6日午前9時過ぎ、名護市のキャンプ・シュワブゲート前

 

 名護市辺野古の新基地建設を巡り米軍キャンプ・シュワブのゲート前で行われている抗議活動の勢いが続く。12日で工事再開から1カ月が過ぎたが、オール沖縄会議によると、座り込みの参加者は1日平均で延べ123人。工事が中断された今年4月までの3カ月間の平均115人を上回った。現場では新型コロナウイルス対策で、座り込みの市民と機動隊員が互いに接触を避け合う場面も見られるようになっている。 工事再開初日の612日の参加者は延べ175人。7月は毎月第1土曜の「県民大行動」がコロナ対策で中止になったが、以降も13回あるダンプやミキサー車の資材搬入に合わせ、集まった有志が工事反対の声を上げている。 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「工事の再開後、再び人が集まるかを心配していたが、これぞ底力だ。県民の手で勝利を勝ち取るまで声を大きくしていきたい。私たちは政府を追い詰めるあと一歩まで来ている」と力を込める。 工事中断前は、資材搬入時に、機動隊員が座り込んでいる市民の両脇や足を抱えてゲート前から連れ去ったり、いすごと持ち上げて運んだりする「強制排除」が通例だった。 一方で再開後は、機動隊員が市民の前に座り込んで相対し、立ち退くよう一人一人に声を掛けている。最終的に「強制排除」に至ることもあるが、隊員との接触を避けて、自ら立ち上がる市民の姿も見られる。 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は、基地内でコロナ感染が相次いでいることに「海兵隊の大規模なローテーションがウイルスをばらまいている。キャンプ・シュワブ内で発生するのも時間の問題だ」と懸念を示す。 その上で「護岸や地盤のぜい弱さが明らかになっている。国際社会に訴え続けて行けば一つ一つ必ず解決の道に近づく。ゲート前の運動はその重要な発信拠点だ」と語った。

【ブログ注】日々刻刻、情況は変わっているので、必ずしもいまがこの空気ではない、とのことです。

 

赤松英一の文書録


「大切な人たちとの訣れと新たな挑戦──個人サイトたぶん最後の更新として」を掲載(2020.5.21)


【ブログ注】冒頭部分だけをコピペします。……… ……… ………

 新型コロナウイルス感染防止のため自宅籠りを余儀無くされる日々が続く。この時間を利用して、2012年12月に公開したこの個人サイトのおそらく最後の更新となる記事をアップすることにした。

 なぜ「最後の」更新かと言えば、開設の目的であった「山梨にすみ、ワイン用ブドウ栽培に取り組んから得た友人・知人には、それ以前の僕の生き方・経歴について理解してもらいたい、逆に昔(から)の友人や知人には、現在の僕の仕事や生き方、考えについて理解してもらいたい」という望みが、開設以来の時間の経過とその間における『ブドウと生きる─グレイス栽培クラブの天・地・人』(山本博編、人間と歴史社刊)及び『かつて10・8羽田闘争があった』(10・8山崎博昭プロジェクト編、合同出版刊)の出版によって、ほぼ果たされたと判断するからだ。


 その上で敢えて最後に「更新」する理由の一つは、この2年の間に相次いで永遠の訣れをした、自分の人生にとって大切な人たちへのレクイエムを奏でたいという思いだ。その人たちとは、大学と運動の大先輩・今泉正臣氏(2018年5月25日没)、母親の赤松エツ子(同年9月9日没)、革共同の指導者だった野島三郎こと木下尊唔氏(2019年2月28日没)、中学以来の親友・神尾賢二(2020年2月12日没)の四人だ。

 そしてもう一つの理由は、この5月末で24年余り世話になった中央葡萄酒株式会社を退職する運びになったことと、さらにそのあと個人として「もう一仕事」に挑戦する決意をしたことである。僕の人生にとって最後のひと仕事になるであろう事業について、その成否はともかく、スタートの時点での心構えなりと記しておきたいのである。

当ブログの前回記事は
http://yuigadokuson999.livedoor.blog/archives/316623.html

【ブログ注】初めに
 時たまコメント欄に投稿される O’Hanlonさんとのやり取りが長くなりそうです。
 で、やり取りのコメントをここに移して、再開する予定です。

長い文を書いたのですが、パソコン操作の不調もあり残念ですが時間切れです。

で、とりあえず少し簡単な会話を重ねて行くことにしました。

返事はコメント欄にお願いします。順次、本文に繰り込んでいくつもりです。
 
元の記事はOB/OG会 i荒川「シロ説」が定着?

【以下引用】

5. O'Hanlon
ここ、ちょっと意味がよくわからないのですが。
関西派(再建協、橋本派)は「オール沖縄」を支持し、体制内勢力に転落した、と私も認識しています。

6. 白土

 たぶん O’Hanlon  さんが理解した通りの意味です。
 私も「オール沖縄支持」でした(今でも)。
 選挙でも、投票所に行き、「翁長」と書く、という意味です。
 支持にも「批判的支持」から全面的支持まで広くあるでしょうし、口先だけでの支持から、積極的な選挙運動への参加までそれぞれ幅広いでしょうね。ここでは 2=4の選択肢のうちどれをとるのかということでしょうね。
 「粉砕論」にも同様にありそうです。「体制内」の辺野古から撤収しながら辺野古を語るのも今の中央派のありようですね。
 「体制内への転落」規定も、ちょっと近くにすり寄ったことからあらゆる領域でどっぷりそうなのかまでありそうです。
 私たち中核派は解放派やブント諸派をことあるごとに「反革命」と規定して激しいゲバルト・テロを実行しては再び統一行動を実行することを繰り返してきました。
 「君子豹変」は政治学では「基本的な態度」だと学ぶべきとされていると思いますが、あまりに節操のない、「説明責任」抜きの豹変では狼少年にしかならない。そう思います。
 今や中央派も各地で共産党との「共同行動」を継続している時代です。
 

7. O'Hanlon

「オール沖縄支持」は完全に論外です。
「オール沖縄」は、安保容認・基地容認であり、翁長は那覇市長時代に市職労を弾圧し、知事時代には浦添軍港を推進したことはご存じですね?
2015
年、安倍政権の戦争法案が盛り上がっているときに、翁長は安倍政権と無意味な密室協議をして、安倍政権を助けたことはご存じですね?
翁長は反安保・反基地闘争を終わらせるために知事になったのであり、そのために安倍政権と協力し続けました。そしてそれは玉城現知事も同じです。  

8. O'Hanlon                            

         http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2014/11/f26550402.html
>
今次沖縄県知事選は、1968年の主席公選以来、紆余(うよ)曲折がありながらも「維持」されてきた沖縄革新共闘の最後的崩壊と解体という意味でも歴史的な選挙戦となる。これまでも革新陣営から寝返り転向したやからは数多くいた。彼らはすべて、沖縄の労働者階級の「裏切り者」として断罪され、歴史のくずかごに投げ捨てられてきた。
>
しかし今回沖縄の既成「革新」勢力は、自ら「脱革新共闘」を唱え、「オール沖縄」の名のもとで自民党沖縄県連の元幹事長である翁長(おなが)雄志と手を組んだ。彼らは、民営化・外注化を推し進め那覇市職労破壊に手を染めてきた根っからの新自由主義者である翁長の「イデオロギーではなくて、アイデンティティ」という主張を丸のみして、この階級融和と階級性の解体のスローガンを文字どおり「超党派」で唱和している。そしてこのスローガンこそ1950年代の「島ぐるみ土地闘争」のスローガンであると、沖縄県知事選をかつての「島ぐるみ土地闘争」になぞらえている。この「脱革新共闘」を最先頭で突っ走っているのが日本共産党スターリン主義だ。
>
だが、翁長が島ぐるみ土地闘争の継承者であるかのように自らを押し出すことほど許しがたいことはない。沖縄「革新」共闘の丸ごと総体が、寝返り転向して沖縄の労働者階級の裏切り者に成り下がったのである。そういう意味で戦後の沖縄史の画期をなす事態がわれわれの目の前で進行しているのである。

「1968年の主席公選以来、紆余(うよ)曲折がありながらも「維持」されてきた沖縄革新共闘」に対する評価はともかくとして、「沖縄『革新』共闘の丸ごと総体が、寝返り転向して沖縄の労働者階級の裏切り者に成り下がったのである。」

という認識は正当です。

【以上転載】……… ……… ………


今回は今回は以下から始まります。

9.白土  新しいのはここから……… ……… ………

 悩ましい問題だと思いながら2点にわたって書いておきます。

正直なところ私は当初はとまどいながら、しかしほぼ無条件に翁長支持に踏み切りました。迷う理由はない、と。

そこで以下の中央派の記事について逆質問してみます。

 1点。「翁長は反安保・反基地闘争を終わらせるために知事になった」
      「那覇市職労破壊に手を染めてきた根っからの
新自由主義者
     
  この二つの断定を正しいと思いますか?
 
 翁長氏が政治生命をかけて、最後には生死をかけて「辺野古」にこだわり続けたことをどう思いますか?  何よりも「オール」沖縄の下で熱く燃えた県民の思いに共感しますか?

「終わらせるために」論をふえんすると以下のようになります。

 「主観的には辺野古の一転共闘」に政治生命をかけるにせよ、客観的には「終わらせるために」だ。だから主観的にも「終わらせるために」なのだ。上記のような三段階論法をスターリン主義の得意技にしていたことをご存知ですか?かつての共産党が「トロツキスト」=反革命、帝国主義のスパイ規定していたことをご存知ですか?
 あらかじめ議論を封じる議論、どう思いますか?
 レッテル貼りするだけで良いのでしょうか?
 

「新自由主義」のレッテルで何かを言っていることになると思いますか?(今回は略)
 

 第2点。
 たぶんそんなことかと、私があらかじめ「応えた」ことへの回答を下さい。
 つまり仮に O’Hanlonさんや中央派のいう通りだとして、ではどういう態度をとるのか?という問題です。「寝返り転向した革新共闘」とその下の「労働者階級」と無条件に、かつ全面的に決別するのか?あるいはどういう関係を持つのか?断定しっぱなしで済むのか? 話を戻して、「どんな対応をするのか?」、少しでも応えるよう努めてください。
 今回は省略しましたが、中央派は辺野古県民投票に際しては、最後には参加を呼びかけ、その勝利をたたえました。とはいえその扱いは非常に小さい。そして「ゼネスト情勢」の切迫論です。

 県民投票への参加を「揺れ」「ぶれ」ととらえるのか否か?

 そもそも、あなたは「県民投票に行こう」なのかそれとも中央派も体制内に転落した、論なのか?

 あなたが揺れているのなら、率直にその揺れの経緯を語ってくれませんか?

 


 

沖縄の怒りをゼネストへ 名護市長選 「オール沖縄」の破産示す ...

週刊『前進』02頁(2916号02面02)(2018/02/15)

www.zenshin.org/zh/f-kiji/2018/02/f29160202.html

-






沖縄県知事選 女性・青年の力が佐喜真を打倒 ゼネストで辺野古絶対阻止へ

週刊『前進』02頁(2980号01面03)(2018/10/11)

ゼネスト情勢に入った沖縄 全軍労先頭に実現した全島総決起 今こそ71年を超える闘いに立とう 元基地労働者・水島満久さんに聞く
2018年12月 6日発行 第2996号
(ジャンプできません。各自で検索してください)






基地・戦争とゼネストで闘おう 43万4273人の団結した怒り 今が沖縄の未来切り開く時http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2019/03/f30190101.html


発行日: 2019年3月14日 第3019号 反戦

県民投票の結果に言及したものです。

今回はここまで…

↑このページのトップヘ