賃金は半分以下

タクシーと男子常用労働者

 【解説】厚労省の賃金統計が公表されています。
 2012年分の「賃金センサス」による都道府県ごとのタクシー運転者の年収は、300万円台が8府県、200万円台が35道府県、200万円未満が3県で、最低は高知の166万円でした。
 平均年齢の最高は高知の64・9歳。以下、15県(前年は4県)で60歳を超えています。
 「毎月勤労統計要覧」と「賃金センサス」をもとにまとめたタクシー労働者と男子常用労働者の年収格差(11年)は、前年より1万円縮まって237万円になりました。
 時間当たり賃金では男子常用の2459円に対しタクシーは1060円で半分以下の43%という結果になりました。
 (注)数値は、厚労省調査をもとに自交総連が集計しているもので、業界紙等の比較と異なります。また「毎月勤労統計要覧」の発行が3月末ごろのため、男子常用労働者との比較は1年遅れになります。