「荒川スパイ事件」に関して、私の周辺にもいくつかの小さな事件が重なりました。
 
①多少は付き合いのある「旧・元」中核派からの連絡。
群馬・高崎経大の友人などからの問い合わせ。
前橋出身の私は、高経にもその外にもクラスメイトが少なくない。
 
で、私なりに調べたり考えたりしての当面のポイント・結論をまとめました。
①問題は、「(中核派(中央派による))スパイとしての断定への判断」
②元や「友人」中核派にとって、どう考え、今後どう対処するか?
③とくに群馬の関係者にとってどうすべきか?
 
(当面の結論)としては、
①『前進』紙上での「声明」では判断すべき材料がない。
②何らかの進展を待つ。
③当面は、不信の数々を前提に、「推定無罪」とすること。
④仮に荒川氏からの連絡ほかがあれば、まず会って、ゆったりと話を聞く。
 荒川氏との関係は「従来通り」でいい。
 
●私関連(当ブログ)では、私と荒川氏の関係は
「9章野にありて」→「ゴヘーさんの死ほか」の「東京清掃」に書いた。
「盟友氏」が荒川氏のことだ。95年か96年の前半だったろう。
 
●仮に「スパイ」が事実なら、事態はそこでは収まらない。
上記は彼のスパイ活動の初期にあたる。
彼のスパイ活動の最初の実績が、「東京清掃の闘争の評価の転換と対自治労スタンスの再評価」だったことになる。これもまた「スパイによる誘導」なのだろうか?
中核派はスパイに手玉に取られて、なし崩し的「転向」に走ったということか?
 
●なぜ?
私の近くにも「有罪論」がわずかながら聞こえる。
「路線闘争のゆがみ」と見る人もいる。
それ以前はしっかりしていたという居直りも聞こえる。
けれどたぶん、「軽量内閣」の懲罰隊が行き着いた先、というのが当面の判断になる。
   
中核派はいまや「分派の禁止」を公然と歌い、「分裂回避」こそ党の生命線としているらしい。
ひとたび「反党」「スパイ」と認定されたら「悪法も法なり」と毒胚をあおるのが「革命家の務め」らしい。
 
「スパイ事件」など知らないという方は、嫌でなかったら以下を参照ください。
●『前進』2589号(6.24発行)
中央派による最初で唯一の声明
   ●マル共連
    ▲子ども福島 ふくしま診療所・NAZENとの断絶を宣言
2行目のRe:「子ども福島」役員一同 ふくしま診療所・NAZENとの断絶を宣言[戦争]…が第一報でした。
    ▲荒川スパイ事件
    ▲二重スパイなんでしょ?
 
   ●争論・荒川スパイ事件