だいぶ時間が経ってしまったけれど、記録として残しておきたい。

荒川スパイ問題にたいする私たちの謝罪と自己批判

水谷保孝(元革共同政治局員)
岸 宏一(元革共同政治局員)
2013年6月21日(6月30日一部加筆)

 
http://shiryoshushu.web.fc2.com/067.html 【現代革命論争資料蒐集】
 
 正直言って読んで空しさだけが残る。
 2人はともに「離脱した」とあるけれど、「排除され、叩き出され、除名された」のが現実の流れのはずだ。
 「率直に事実を語ってほしい」と思う。
 「これではどんなに意味のある事実や議論も色あせる」。「不都合な真実」を欠いた真実などいまや無用の長物だ。人の心に届かない、「政治的にも無力」だ。
 
 ①とはいえ、「事実を明らかにせよ」という点では、おおいに賛同する。色んな動きが中核派(中央派の中央)を揺るがす流れを作ればいい。そんなものだ。
   ("証拠はないが荒川はスパイ"、という本文部分には反応しまい)。
 
 ②中核派の〈前例〉に従ったことをある日突然に断罪され、自己批判書をさんざん書きなおさせられ、最後には叩き出された2人にとってまだ7年しかたっていない。
 
 たぶん、もう少しの時間と膨大な告白・表白が必要なのだろう。
 「理路整然と総括」する前に、右往左往・当たり散らしと混迷の言動こそが必要なのだと思う。ただ、「政治局員」という肩書と実績はこの場合鎖と鎧にがんじがらめにされるしかないような桎梏だ。
 
 たしかに、「墓場まで持っていく以外にない諸問題」があることも事実だ。
 
 はっきり言って、あまり多くを期待できそうにない。