【ブログ注】全学連(中央派)のツイッターから
PDFを起こしたもの。赤字は当ブログによる。
高原氏による全学連運動の破壊に対する弾劾声明 全日本学生自治会総連合中央執行委員会
- Bing
[PDF]
2021年3月15日
高原氏による全学連運動の破壊に対する弾劾声明
全日本学生自治会総連合中央執行委員会
全日本学生自治会総連合中央執行委員会(以下、全学連中執)は、3月10日に行われた高原氏によるSNSでの委員長解任報告と「辞任届」の公表を徹底弾劾します。
一つに、今回の全学連中執と高原氏との対立の核心は、「辞任届」に主張されているようなものではなく、高原氏の全学連委員長としての仲間に対する姿勢と運動方針をめぐったものです。
具体的には、高原氏の、仲間と向き合わない総括をしたり、戦略を立てるあり方、仲間を駒のように使うあり方です。こうしたあり方は、全学連委員長として運動全体に責任を取ろうとする誠実な態度が高原氏に欠如する中でおきたことです。この問題は、京都大学で懲戒処分を受けて苦闘している学生と向き合わずに空論的な方針を先行させたことを仲間から弾劾された際、その批判に向き合うことなく逃亡し、全学連の総力をあげて処分撤回闘争に取り組むという方針に敵対するという形で極致に達しました。
また、高原氏が「辞任届」で全学連中執メンバーの主体性を否定していることも弾劾されるべきです。「辞任届」に「SOBの方針はMSLの方針となり、中央執行委員の大部分の意見ともなる」と書いていますが、許し難い言葉です。SOBの影響下にあるから全学連中執で議論することは意味がないとする言動は、全学連中執とそのメンバーの主体性・独自性を否定する許し難い侮辱です。まさに上述の学生と向き合わず仲間を駒のように扱う彼の限界性がここにも現れています。
全学連中執は、高原氏の言動を間近で見てきた上で、その在り方を弾劾し、最後は決別することを判断しました。
二つに、高原氏による3月10日の解任報告と「辞任届」の公表は、全学連中執との議論を蔑ろにして行われたものであり、全学連運動を破壊する敵対行為かつ仲間を売り渡す行為です。
3月6日、高原氏は、全学連ウェブページに掲載することを前提に、「辞任届」を提出してきました。その中身は、あることないことを書き連ねて特定の仲間への悪評を流布するもので、公表されれば、常日頃から処分・逮捕などによる弾圧で学生運動の解体を狙っている国家権力・大学当局へ情報を提供し、仲間を売り渡す行為になるものでした。一方で、上述したような高原氏による仲間への裏切り行為に対する反省は、全くみられませんでした。
全学連中執のメンバーはこのことに驚愕し、このような無責任な「辞任届」を受理することは出来ないと判断しました。そして、彼と共に運動をしていく信頼関係は完全に崩壊していることを確認した上で、3月8日に高原氏の全学連委員長からの解任を決議しました。
そして、「辞任届」の受理ではなく解任であるという仲間からの厳しい批判を突き付けられてなお、自らの問題点を省みることもないどころか、「辞任届」に組織の内情暴露をさらに加筆した文書をネット上に公開するに至りました。絶対に許すことはできません。
3月10日の件を受け、敵対・裏切り行為を開き直る高原氏を全学連から追放します。
三つに、全学連中執は、高原氏との対立の表面化以来、自らも無縁ではなかった高原氏のようなあり方と決別して、現場で苦闘する学生と徹底的に団結することで、これを乗り越えていく方針をとってきました。その最大の軸として、京大処分撤回闘争に連帯し、全力で闘い抜いてきました。京大の有志学生が昨年主催した12月処分撤回阻止緊急集会の成功は、
学生が団結して闘うことで、大学当局に弾圧の手出しもさせない「解放区」を作りだすことが可能であることを示しました。集会に全国から結集して参加した全学連の仲間は「1人の仲間も見捨てない」と分断を乗り越えて処分撤回で闘う中にこそ、学生の強固な団結が生まれ、全国大学に学生自治会を建設していく展望があると掴みました。
また、昨年から継続してきた学費減免運動も、コロナ禍で高額な学費に怒る学生と結びつきながら発展してきました。全学連は、高原氏を完全に乗り越えて運動を拡大しています。
最後に、全学連はこれからも街頭やキャンパスで地道な闘いを積み重ね、独自の問題意識を持って決起する学生とも討論し、結びつきながら学生運動の発展に向けて行動していきます。「1人の仲間も見捨てない」という法大闘争の精神を継承し、処分・弾圧と闘う学生の団結した闘いで全国大学に闘う学生自治会を甦らせ、大学改革粉砕、改憲・戦争阻止、新自由主義打倒に向けて闘っていく決意です。
全学連中執は新たな執行体制で団結をうち固め、4月新歓を意気軒高と闘っていきます。
全国学生のみなさん、全学連に結集し、大学・社会を変える闘いに共に立ち上がりましょう。
以上
【ブログ注】
①何か「雑魚扱いしやがって」と聞こえるのが悲しい。
②中核派の慣例に習って「反省」らしきものも口にしているが、例によって…。
③肝心なSOBはどう言うのだろうか?
④決議によれば高原君の文は、--「辞任届」に組織の内情暴露をさらに加筆した文書--。
公表はもちろん、受理すら拒否する理由としてはあまり説得力がない気もする。
これが軽く半年を超える決裂の隠蔽の結末かと思うと、虚しい。
どうせ外に知れることなら、もっと早く自然体で別れれば良かったのに…
⑤ま、「反革命」とか「転向分子」とかの恒例の表現がないのが救われる?
行間にも、今の若者らしい空気が漂っていて、それだけにこんな話になることがなおさら憐れみを誘う。
「もっと自由に開放的にあれ」…先ずは「全学連」などという旧態依然の「僭称」を辞め…
コメント
コメント一覧 (3)
全学連というのは自由意思による大衆組織であり、個人加盟のような拘束力を持つ組織ではない。
役職を解任されれば、一学生活動家でしかなく何らその行動を束縛する理由はない。仲間として認めるから弾劾なのか、認めないから追放なのか。
要は、意見の対立を組織内で大衆的かつ民主的に解決する能力が無かった、ということの結果が「弾劾・追放」なのであり、全学連大会で掲げた「基本に立ち返った全学連運動」を自ら否定したものだ。
白土
がしました
いつも楽しく拝見していますが、時折みせる貴方の共産主義的とは言い難い人間観にゾッとする時があります。今回も、今まで貴方が誰かを「雑魚扱い」してきたからこそ、そんな言葉が出てきたのではないでしょうか。
中核とはいえみんな二十歳前後の若者で、今回別に外に向けて迷惑をかけたわけでもないのだから、高齢者は煽らずに暖かく見守っていればいいじゃないですか。むしろ高原くんが円満に中核を辞められて良かったわけですし。
失礼な意見だったらごめんなさい。
白土
がしました
できれば筆名を付けてください。
2。「仲間を駒のように使うあり方」ほかを「雑魚扱い」と読んだのです
が、違うでしょうか?
3。時折みせる貴方の共産主義的とは言い難い人間観」
主にどれを言っているのか分かりませんが、私自身の「自己分裂」とご理解ください。
私は「共産主義」などの「思想」と「党や運動」の間の大きな亀裂、あるいは次元の相違点を痛感しています。それは中核派に止まるものでもありません。
白土
がしました