カテゴリ:☆☆続『狂おしく悩ましく』 > 政治局崩壊 2019

【ブログ注】
ひとまず記事の紹介だけです。
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週刊『前進』04頁(3187号02面01)(2021/03/22)

革共同第27回全国委員会総会を開催
 階級的労働運動路線の実践に革命勝利の確信と展望つかむ
 革命的共産主義者同盟政治局

 革命的共産主義者同盟は2021年2月、第27回全国委員会総会(27全総)を開催しました。27全総は、革命党としての路線と中央指導体制の再確立をめざした全党員の26全総以来1年半にわたる格闘の上に、歴史的な成功をかちとりました。〈コロナ×大恐慌〉情勢下における医療・福祉を先頭とした階級的労働運動再生への闘い、国鉄・関生決戦、改憲・戦争阻止!大行進運動、女性解放闘争、学生運動をはじめ全戦線で闘いの先頭に立ってきた全国委員(その過半は労働者および労働者出身党員)が総結集し、白熱的な討論の末に、今日の革命的情勢に対応した全党の一層の変革と飛躍を闘いとる決意を圧倒的に誓い合いました。

党の変革かけ闘った到達点
【以下略】

【ブログ注】
前回記事がスマホでは読めないとの指摘がありました。
とりあえず読める形で記事にしました。
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K Takahara @KTakahara6
·
3月10日
【ご報告】 2021年3月8日付で全学連の中央執行委員長を解任されました。また、それに先立って、すでに革共同およびMSLを離脱していることも併せて報告いたします。 詳細は、下記リンクよりご覧ください。

https://drive.google.com/file/d/15_kja4aB3n43pHO_wGXEgYPdG-8uA2Q0/view?usp=sharing (高原恭平)


【以下転載】……… ……… ………  ……… ……… ………

20210310_ご報告

高原恭平


 2021年3月8日付で全学連の中央執行委員長を解任されました。本来は、辞職の予定でしたが、解任となったとのことです。
また、それに先立って昨年9月には革命的共産主義者同盟を、今年2月にはマルクス主義学生同盟(MSL)を離脱していることも併せて報告いたします。

 簡単に言えば、2021年3月8日以降は、革共同およびその関連団体との間に名実いずれも関係を持たなくなりました。



その理由および経緯については、警察権力や他党派との関係もあり、いますぐにこの場で詳細に述べることはできません。一定の時間が経過した後に、個別に要請があればお話することはできるとは思います。ただし、それは将来の運動の発展に資する形での公開であって、外在的共産趣味者のゴシップ的好奇心に応じるつもりはありません。
 いずれにせよ、現時点では、3月6日に作成し全学連中央執行委員会に提出した文書を公開するに留めます。


==ここから==

 私が辞任する理由は、革共同中央学生組織委員会(以下、SOBとする)との間に深刻な路線的不一 致が生じており、かつそれを修復するための信頼関係が構築不可能なためです。
 路線的不一致および信頼関係の破綻については、早ければ一昨年の年末から始まっており、すくなくとも昨年2月の時点では、昨年大会での委員長退任をSOB議長らに申し出てるところになっていました。また、私は一昨年秋から昨年夏までの1年弱にわたって京都に滞在していましたが、東京に戻ることとなっていた昨年夏以降はSOBを離れ、これと距離を置くとも昨年春ころより一部の人に伝えていました。

 具体的に何が問題だったかについては、警察権力との兼ね合いや第三者の動向にも絡むことから、詳細に記述することはできず、概要を述べるに留まらざるを得ません。

 問題の第一は、私が京都に滞在していた最中は東大の政策をSOB在京メンバーにゆだねていたわけですが、そこで見られた学生自治会や東大の慣習および制度(※注意してほしいのは、東大を特権化しているわけではなく、あらゆる大学には「個性」があり、どの大学であろうとも「拠点政策」のためには「郷に入りては郷に従う」ことが必要不可欠であるということです。)等への無理解、またこれらを学ぼうとしない姿勢です。第二は、資本主義がいよいよ人類存在と非和解的であることを明らかにしている中で、独自の問題意識を持って決起する学生も当然にいるわけですが、そうした学生から問題意識や知識や理論を学ぼうとする態度および能力の欠如、さらにはそれらの欠如を開き直る態度です。私が共に全学連の隊列に加わろうと呼びかけて、それに応えてくれた東大や京都の学生の中には、こうしたことを原因として、すでに全学連運動から離れるという決断をした学生もおり、そのことは彼らに申し訳なく、またやるせない気持ちを抱くしかありません。

 いずれにせよ、遅くとも昨年初夏の時点で路線的不一致および信頼関係の破綻は不可逆的なものとなっていました。とはいえ、こうした状況でありながら、私自身も曖昧な態度を取り続けてしまいました。明示に問題の解決を迫ることも、解決策を自ら提示することもできず、結果として曖昧な態度を継続してしまい、「後任者が見つかるまで最長1年ならば」として昨年夏の大会で委員長に再任ということになりました。しかし、そうはいっても現実にその職務を果たすことは不可能でした。なぜならば、SOBの方針はMSLの方針となり、中央執行委員の大部分の意見ともなるからです。そのような結果になることは自分の中では十分に見えていた未来でありながら、昨年に曖昧な態度を取って委員長の再任を受け入れたことについては、本当に申し訳なく、全学連で活動する学生には深く謝罪いたします。

 いずれにせよ、そうした中で、昨年10月にSOB議長が委員長職の凍結を決定し、それ以来の半年にわたって名実不一致の状態が続いてきました。いま、新年度に入り新入生を迎えようとする中で、この状態を継続することは新入生を含む全国の学生に対する看過できない背信行為となることから、正式な辞職をSOB担当者とも討議の上で決定し、中央執行委員会に届け出たものです。


 明確にしておきたいのは、全学連の存在とその実践には紛れもなく価値があり、それを支持していく立場には変わりありません。また、SOBがどのように主張しようとも、核心的には東京――特に東大をめぐるSOB在京メンバーとの対立こそが最大の要因であり、現下の京大闘争については、それが発展していくことを心から望んでいますし、それを実現するために引き続き現場において取り組んでいきます。全国の学生および支持者の皆さんにも、その点はご理解いただき、引き続き全学連、特に京大闘争への支援を心よりお願い申し上げます。また、私自身についても、引き続き学生運動の再建、資本主義の廃棄、民主主義の根源化に向けて取り組むことに変わりはありません。むしろ、YouTubeチャンネルによってあらかじめ思想的に近い人を組織するにとどまる傾向とは断絶して、改めてキャンパスで苦闘する多種多様な学生とつながり、こちらは社会主義の展望の広さと深さを明らかにしつつも、彼らから多くの問題意識や知識を学び、相互変革的実践を開始しつつあるところです。


警察権力との兼ね合い等により記述できる範囲には限りがあるほか、辞任理由の説明であって委員長の総括文書ではないため、上記の内容で全学連を支援していただいている学生・市民の皆さんから十分な納得を得られるとは考えておりませんが、そうした事情については斟酌していただければ幸甚です。中央執行委員会、全学連で活動する学生、全学連を支援していただいている方々には、多大なご迷惑をおかけしたことを最後に謝罪いたします。改めて引き続きの全学連に対するご支援をお願い申し上げて、私からの辞任理由の説明といたします。
以上

==ここまで==

 本来、この文書は全学連Webサイトに掲載される予定でした。そのような内容で、SOBの担当者と昨年 より複数回にわたって約束を確認しております。たしかに厳密にはSOB≠全学連中央執行委員会とはいえ、中執からは文書は公開しないと連絡があり、その約束が反故になったこととなります。

 また、様々な対立はありながらも、できるだけ友好的に解決しようと、最後には「全学連としての発表を先にしたいならば、多少は待っても良い」と申し出ました。こちら側としては、一つの「締め切り」と設定していた新歓本格開始=3月10日より後でも良いという、完全な善意に基づく譲歩でしたが、中執担当者にこちら側の善意を受け取る構えは見られず、ただ「待ってほしい」旨の返事のみでしたので、その構えに応じて、私の方は独自の判断で公開することとしました。



 文書中にもあるように、引き続き資本主義の廃棄=社会主義社会の建設に貢献するという意志に変化はありません。すでにそのための具体的取り組みも開始しています。

 数年間のMSLとしての活動の総括はまだ着手すらできていません。しかし、今後の自分自身にとっても、また運動にこれから関わってくる人びとにとっても、その総括は必要かつ重要であり、時間がかかろうとも取り組まないといけない課題だと感じています。

 また、最後は私としても不本意な決裂になってしまいましたが、MSLおよび全学連の委員長として活動した時間が無駄だったとか、MSLに入らなければ良かった、全学連の委員長をやらなければ良かったという思いはありません。活動する中で、多くの方に迷惑をかけながらではありますが、重要なことを学んだという思いはあり、それは他では得られない経験だったと確信しています。また、活動の一環として多くの人びとと出会い、様々な問題意識や思想や理論に遭遇し、彼らから多くのものを学びました。こうした多くの失敗や出会いは何であれMSLに入り、全学連の委員長を引き受けたからこそ得られたものです。これからの私にとっては、これらを貴重な糧にして、運動に還元していくことが責務だと確信しています。



 最後に、これによって警察権力との関係に変化が生じるということはなく、仮に公安関係者等が接触を図ってきた場合でもただちに追い返して、その旨を暴露するとともに、革共同へも情報共有することを付記します。
終わり

【ブログ注】ウィキペディアでも紹介があります。

 他方で、今週の『前進』では関連する記事は見当たらない。
https://twitter.com/ZenshinSokuhou/status/1366311081782562819?s=09
【補】東北地方委員会も高原君も、「一定の成功体験」から自身の主張を掲げた、とも言えそうだ。何はともあれ、自身の意志による成功や失敗は「肥やしになる」?!

【補】
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3 高原 全学連委員長が自身の解任をツイート 『狂おしく悩ましく』

 昨年年初の資料ですが、今も十分な資料性がありそうです。
 19年の26回全国委員総会で、議案と執行部案を拒否して、「過半数の採決」と「暫定執行部」というまれにみる事態を強いたのが東北地方委員会だということを示しています。
 地方委員会総会は複数回の決議を挙げていると言われますが、これはその第1回目。
 今回はその冒頭部分+αだけを掲載します。A4版9枚の長文だということなどの理由です。
 最低限のコメントに止め、折を見て追加もあるかもしれません。
 他のブログなどでアップされることを期待していたのですが、ここに至って、公表します。
 人名は一部アルファベットに置き換えることにしました。
【以下引用】……… ……… ………

東北地方委員会の同志に訴える

 

2 02 015

東北地方選出・全国委員

                                             I・H・O・Y・S

 

[はじめに] 2 0 2 0 年新年号と私たちの立場

 

政治局の総辞任に至った 7 回大会路線との根底的決別をかちとり、革共同の根本的再生をかちとるために、東北地方委員会に結集するすべての同志に訴えます。

 

(1)2 0 2 0 年新年号の核心

 l) 2 0 2 0 年新年号の核心は

①安倍の改憲構想は昨年の攻防を通じて大破産したが、日帝・安倍は改憲をクーデター的に強行するしかないところに追いつめられている。

  安倍の絶望的危機を規定しているのは米中対立と新自由主義の崩壊である。

②革共同は、戦争か革命かの歴史選択をかけて、「改憲阻止・日帝打倒」の戦略的スローガンのもと、日本革命勝利に向けた一大階級決戦に突入する。

③その勝敗は、改憲阻止、国鉄・関生決戦をたたかう階級的労働運動をあらゆる職場によみがえらせること、それを通じて青年世代の巨万の決起を実現すること。

④いまだ深刻な危機に直面している日本労慟運動をのりこえるために、革共同がなすべきことは、

I )職場から改憲阻止闘争をたたかう階級的労働運動をつくりあげていくことが最大の課題である。

ⅱ)そのために、職場における資本との闘いを強化していくことである。

⑤以上に踏まえ、国鉄・関生決載に勝利し、「改憲・戦争阻止!大行進」の発展をかちとることを実践方針とする。

2 6 全総は、7 回大会路線を克服する道筋をつかんだ。三全総の原点に立ちもどり、現代的にやりぬくことをとおして、革命に勝利する労働者党を建殷しようという点にあると思います。

  ひとことで言えば、安倍の改憲クーデター策動に対して、職場から改憲咀止決戦をたたかう階級的労働運動をよみがえらせ、改憲阻止・ 日帝打倒の一大階級決戦に突入しようということだと思います。

2)しかし、日本労働運がいまだ深刻な危機に直面し、拠点労組をほとんどもたないなかで、「職場から改憲阻止決戦をたたかう階級的労働運動を組織する」ことを全党の組織方針とすることは、あまりに無謀なことだと思います。

  60年、70年のように全国の職場に資本・当局とたたかう労働運動が無数にあって、その労働組合運動と改憲阻止決戦をいかに結合するか、と問題が建てられるならば、その新年号の方針は可能かもしれません。しかし、私たちが直面している現実は、そうではないでしょう。

  政治局の組織方針では、職場に労働組合運動も、職場細胞も、どちらも組織できずに一年間を棒に振ってしまうことになるのではないかという危機感で一杯です。

 

(2)私たちの立場

私たち、東北地方委員会選出の全国委員5名は、今年一年間の路線と組織方針について、以下のように問題を立てるべきだと考えます。

第一に、世界情勢分析について、米新自由主義の形成とトランプ政権登場に対する経済分析を土台として、革共同の情勢分析を再確立することです。

新年号の情勢分析は、基軸帝国主義である米帝の経済分析をしないまま、新自由主義を規定し、米中対立が世界情勢を動かしているという体制間矛盾論(スターリン主義の世界分析)になりかねません。

これに対し、わたしたちは、米帝トランプの対中国貿易戦争の核心が、米中対決とともに、日独両帝国主義間の争闘戦にあるという分析方法(対スターリン主義対決=帝国主義間争闘戦)を堅持すべきだと考えます。そのためには、基軸帝国主義=米帝トランプ政権の経済分析を土台とし、新自由主義を規定しなければなりません。

第二に、改憲阻止決戦について、日本共産党との党派闘争をつらぬいて、党を建設していくためにも、改憲阻止決戦の理論的準備を直ちに開始していくことが死活的課題です。

第三に、労働組合の組織方針について、わたしたちは、7回大会路線との決別をかけて、次のように問題を立てるべきだと思います。

  2019年の攻防をとおして安倍の改憲構想が大きく後退を強いられる中で、

  国鉄分割民営化以来、とりわけ、国労49政治和解以降、深刻な危機に直面している労働組合運動をいかにして再建するのか?

  「拠点労組をほとんどもたない」革共同が、しかも、7回大会によって、一旦、党と労働者階級の交通を切断してしまった革共同が、どのように労働組合運動を再建する力と経験を作り上げていくのか?

  その回答は、職場労働者の切実な要求と結びつき、職場労働条件の改善・職場改良闘争の組織化に全力をあげ、労働組合運動を再建する力と経験を積み上げることだと思います。そのために、職場改良閻争こそ、党と労働者階級の交通を再開する水路であり、労働者と資本家が非和解であるという階級意識を形成していく水路であることを鮮明にさせ、党が労働組合運動に着地し、組合活動家と職場細胞を建設する力と経険を積み上げることだと思います。

このことが、改憲決戦を前に「拠点労組をもった党」を組織していく路線と方針だと確信します。

安倍の改憲プランの行き詰まりは、そのための貴重な時間を与えてくれているのです。

 

  以上の問題意識にたって、以下、具体的に提起したいと思います。

 

テキスト ボックス: た	,9 テキスト ボックス: It'` テキスト ボックス: /}ぶ,[Ⅰ] 7 回大会路線との根底的決別をかちとる課題は何か?

テキスト ボックス: ーー 1 7 回大会路線の誤りとは何か

 (1)7回大会路線の誤りは、第一に、2 0 1 0 年4·9 国労政治和解という日本労働運動の危機を労働者階級に依拠して打開する展望を見失い、「動労水戸の闘いこそ革共同の労働運動の模範であり手本」と称揚し、「革共同の労鋤運動」としての「動労総連合を全国 に1 0 0 0名建設する」ことを大会決定したことにあります
 ①具体的には 

 i)旧政治局は、この決定にもとづき、原田同志を動労総連合委員長からおろし、沢地を動労総連合      委員長に据えることを画策し(その目論見は破産)、

ⅱ)外注化反対を貫くために一度は動労千葉・動労水戸との統一戦線を執行委員会決定した国労郡山工場支部からS同志を脱退させ、「革共同の労働組合」としての動労福島を結成することを迫り、同時に国労の党員を国労から脱退させ、全国に動労総連合を結成させた。

   
その路線と実践の行きついた先は、沢地エルダー闘争(かつたしゃりょうせんたーから水戸への配転に対して、配転絶対反対を貫く闘争)の全面破産(エルダー不採用反対・解雇撤回闘争からの召喚)であった。その後、沢地は動労水戸細胞への集団脱党の組織化を策動し、それが失敗するや革共同からの逃亡と敵対に突き進んだのです。

(2)7回大会路線の誤りの第二は、「2010年代中期階級決戦」を規定する情勢認識の根本的誤りです。

 ① 7 回大会は第一報告で、

i ) 第一に、世界は「恐慌の中の恐慌」に突入している。

ii ) 第二に、世界戦争規模の戦争がすでに始まっている。

) 第三に、いまや世界は革命情勢であn

という認識に立ち、それを土台とした「2 0 1 0 年代中期階級決戦」を宣言しました。

 
そして2 0 1 0 年代中期階級決戦の最大の核心として「革共同の労慟組合である動労総連合の全国建設という組織方針をうちだしたのです。それこそが「プロレタリア革命の最短コース」だと。

つまり、情勢は世界戦争と革命情勢に突入している。しかし、国労49政治和解によって日本の体制内労働運動は崩壊した。したがって、世界戦争と革命情勢に対応きるのは「反帝・反スターリン主義の労働運動」「革共同の労働運動」しかない。「動労千葉と言えども党がなければ通用しない」。だから、「革共同の労働運動としての動労総連合を建設せよ」「動労千葉を革共同の労働運動」にしろという組織方針を決定したのが、 7 回大会だったのです。

テキスト ボックス: 1 テキスト ボックス: iーしかし、現在の情勢はどうでしょうか?   2 0 0 8 年リーマンシを経た 0 9 年以来、「10年にわたる好景気」にあるのであり、「恐慌の中の恐慌」でも」「世界戦争規模の戦争が始まっている」わけでも、そして「世界革命情勢」でもありません。2010年代中期階級決戦論の土台をなした情勢分析が誤っていたということです。

情勢分析の誤った認識が、労働組合運動と党組織に対し、どれほど破壊的作用をもたらしたか、私たちは肝に銘じる必要があります。

旧政治局は、現代世界をつかむことが出来ず、現代世界を変革する主人公である労働者階級の現状と労働組合運動の再建にむけた組織方針も完全に誤り、全面的に破産したのです。

中央労働者組織委員会の旧議長(沢地)や旧指導部(山梨)が女性差別事件を引き起こし、旧政治局(熊沢・木崎・小岩ら)がその事実を知りながら隠蔽した事件は、旧政治局の情勢分析・革命戦略・労働者指導部建設論・労働組合論・党建設論、すべての破産が生み出した深刻な問題なのです。

(3)つまり、
7回大会路線の全面的破産が党に突きつけている課題は、米帝トランプ政権の登場に象徴される現代世界を把握するための現状分析とそれに対応する革命綱領の再確立であり、それを成し遂げるためのレーニン党建設論の再確立、さらに「革共同の労働組合」と言うまでに至った労働組合輪、労働組合観の根本的否定として●●

2 7 回大会路線との決別をかけ2 6全総と2 6全総議案の重な誤り

( 1 )   26全総は、7 回大会路線の誤りを明らかにし7 回大会路線との根本的決をかちとるために開催されました。

しかし、提案された 2 6全総議案は7 回大会路線との根底的決別をかちとる出発点を形成するものとはならず、逆に、7 回大会路線とその背景にある思想を復活させるものでした。

2 6 全総議案は、第一章で、7 回大会路線の「革共同の労働運動」とその組織戦術である「党と労働組合の一体的建設」を否定・批判しておきながら、第二章において「党の労働運動」 論と「党と労働組合の一体的建設」論を復活させているのです。

具体的には、

三全総は今日の革共同の「党と労働組合の一体的建設」という路線の原型モデルともいうべきものであった (26全総議案・共産主義者2 0 2 号.P20)

階級的労働運動とは「資本家階級と労働者階級の非和解性を明確にし、資本家的支配の打倒を目指してたたかわれる労働運動」である。p24)

という文に表れています。

そのため、東北地方委員会選出の全国委員5名のうち4名は、2 6全総議案と 2 6 全総議案にもとづく新政治局の選出に賛成することは出来ませんでした。

 

( 2 )  私たちは、7回大会路線との根底的決別をかけた出発点を形成するためには、次の二点が必要であると確信します。

 ひとつは、 2 6 全総議案のもつ重大な誤りを曖昧にしないこと。

ふたつは、 2 6 全総議案の路線と思想のもとで提起された 2 0 2 0 年新年号路線に対して党内路線論議を開始し全党の変革をかちとること。

私たちは、以上の立場から、現代世界の把握・現状分析の再確立、革命綱領・革命戦略の再確立、労働組合論の再確立、党建設論の再確立をかけた闘いに挑戦したいと思います。

特に、日本の国内情勢と階級情勢を踏まえた具体的方針の再確立は急務であり、以下、そのための路線と方針を提起したいと思います。
【以下略】……… ……… ………

[Ⅱ]7回大会との根底的決別をかけた情勢論と路線
【2】改憲阻止決戦を前に、われわれが準備すべき課題は何か?
    2019年憲法講座
【5】戦線の闘いの発展をかちとろう!
[Ⅲ]当面する方針と東北地方委員会総会にむけて
(3)…政治局員であり、東北地方委員会議長であった〇G同志が本社に移籍しました。
【以上転載】

 


【ブログ注】1月27日の記者会見

ひとまず時系列のメモにしました。要旨はほぼ正確です。特に最後のほうのやりとりは充分膨らまして起こしました。

●●はニュアンスが大事で、まとめるのが難しい。大事なところです。

くり返し聴くために作りました。再生のタイミングによって1分弱のずれが出る?

 

司会挨拶 石田        0分~

秋月書記長あいさつ

マスコミでは「組織の引き締め」などという。警察の下世話な話。しかしすべての同志は、「人間が人間らしく生きられる社会」、つまり共産主義を目指して自らの意志で結集したものだ。

 

公然化の理由について

   19年の革共同全国委員総会で、7回大会=旧政治局の指導の誤りをはっきりさせた。

「党の労働運動」論を批判した。

清水議長の自己批判の貫徹をかけ、議長として先頭に立って闘うためだ。

   公然化できる力関係を獲得した

内ゲバやテロ・ゲリラうんぬんと言い、暴力を認めるのかと言いうが、必要なものは…、

明治維新の最初の首相の伊藤博文はテロや殺人を行使した。

清水議長が壇上に      733秒~

51年ぶりの登壇について。

革命情勢が到来している。

新自由主義 コロナと掛け合わせることで…マスコミも認識して欲しい。

小学生の時の2・1ゼネストの体験。

格差。

革共同が立たねばならない。

  労働運動の力…

7回大会の誤りに(手を貸した)ことに自己批判した。

 全国委員総会で突き付けられて、はっきりした。

質疑応答     3101秒~

【文化放送】                       3101秒~

Q1 71年渋谷暴動について、Q2亡くなられた方の家族に対して。

 

【日仏共同チャンネル】         3507

Q内ゲバ133人の死者、やむを得なかったのか?

A1.70年闘争に対して…。KK連合が分からないと…。

Q.(秋月も言及した)中国の覇権主義への対応は?

    A.反スタ

Q.重ねて

    A.中国の労働者階級の存在。必ず決起する。連帯する。

Q.革命のビジョンは?

A.資本主義と対決する革命。それ以外に無い

              国家をつぶす、ひっくり返す。三労組共闘、労働運動の復権だ。

 

【東京新聞・田原牧】            5237

Q.12001年の6回大会では革マル派への勝利宣言を出した。革マル派存在している。矛盾?

Q1-2.水面下の手打ち?

Q.75年先制的内戦戦略は取り下げられた?秋月発言でも「ゼネスト・軍隊を味方に」と革命軍への言及がないが?

Q.かつての政治局員はもういない。80歳を越して何で?後進は育っていない?

   今でも多数は108から70年世代(多くの人が離れたが)。印刷局の女性差別事件もあったが?議長が痛々しい。                                    5543

A1.ただね、革マルが革マルたるゆえんは、暴力的に我々を一掃する点にある。そういうものでない革マルは死んでいる。

A.革命運動は変化に富んでいる。その時々に整理した形で我々の考え方を戦略的に提起する。放棄なんてしていない。状況が違う。ああいうことが起こったら、同じようなことが起こったら、そういうことは無いと思うけど、やる。(田原記者との断片的やりとりで)                ●●

A3.不徳の至り。共産主義者の生き方…。そうじゃなくちゃ生きている価値がない。

 

【毎日新聞】                     5825

Q1.71年渋谷暴動、抵 抗があるならば殺害してもいい?抑圧の相手方を。そういう指示や関与は?

A1.そりゃないですよね。弾圧をはねのけろ、デモを貫徹しろ、そういう事を言った。

Q2.横須賀・緑荘事件で、巻き添え死の遺族に対して今言葉をかけるとしたら?

A2.「…。ま無いですね

Q3.迎賓館ロケット弾事件や…大坂被告など、非合法。これらの指示や支援は?

A3.政治局としては指示したんでしょうね。個々は答えない。政治局として「妨害をはねのける」ということで。

Q3.2広義の暴力と狭義の暴力があるが狭義の暴力は

A3-2他人を傷つける、なんて目的にしたことは一回もない」「(血が流れるのは)しょうがない」1時間328

【秋月がフォロー】(革共同の基本的見解は、)渋谷暴動の一切の責任は国家権力にある

 

【朝日新聞】                     1時間455

Q1.51年間?

            A1.思った以上に多くの支援を受けて守られてきた…しっかりした生活…運動ができた。感謝している。

Q2.革マル派が潜伏生活について言っているが?

            A2.革マルはトンチンカンなことを言ってる。

Q3.潜伏生活の実際…?

            A3.答えない。これからもあるから。

Q4.会見のもっとも大きい理由は?

            A4. 指導部が団結して労働運動の再生に命をかける。それを分かってもらうため。

Q5.議長は一線を降りる?

            Å5.革共同が理性的に解決する。笑いながら

【秋月のフォロー】人事については大会で決定する。

 

【時事通信】                              1時間93

Q1.成田闘争の振り返りと見通しを

            A1.三里塚闘争は必ず勝利できる。全力でと討議している。

Q2.記者会見は初めて?

            A2.こういう形では初めて。

 

【論座 樋口】                    1時間1149

Q1.労働運動路線とは…革命のイメージは武装蜂起ではなくてゼネスト?

Q2.「新自由主義」という用語ばかりで「帝国主義」という言葉を使わない理由は?

Q3.黒田寛一や松崎明をテロするチャンスがあったがやらなかったという話があるが?

A1.ゼネストと武装蜂起はマルクス主義では矛盾しない…。ゼネストをやって何らかの武装蜂起はある。

Q1-2.(田原記者の質問に答えがなかったが)革命軍は存在する?

A1-2.ちょっとね、そういうもんじゃないんですよね。今から準備するとか…

【秋月フォロー】そういうのを「空論主義」

【清水】うん、空論主義

A2.新自由主義とは末期の帝国主義の(えーと?秋月がフォロー)絶望的延命形態。同じことを言っている。

Q2-3.最近『前進』に「帝国主義ということばがないが、同じことを言ってると?

A2-3.うん。

【秋月のフォロー】(略)

A3.松崎、そんなん答えるわけない。愚問ですね。

 

【日仏共同チャンネル ②】  1時間1650

Q1.ふだん野党の取材をしているが。安倍政権―菅政権の評価は?

            A.どういったらいいのかな?(歴代の政権に比べて?)低水準、幼稚、もろい。(秋月がフォロー)

Q2.革命の展望は?あと何年?存命中には?

            A2.何年とは言えないが、できればね…。そうしたい…。

Q3.若い人が生まれている。杉並の洞口、東大4年の全学連代表も…

            A3.いいことだ。

Q3-2.彼らにかける言葉は?

    A3-2.頑張ってくれることは重要。

Q3-3.「『前進』チャンネル」の配信。Uチューブは見ている?

         A3.あまり見ていない(笑い)

 

【東京新聞 田原②】             1時間2111

Q1.塩川派(関西派)との対立は「帝国主義打倒が全てか、労働運動もか」が一つある、だったのではないか?

Q2.かつての新左翼とは、政治闘争・帝打倒の政治闘争、7・7は「プロレタリアートは即自的には革命的ではない」論だったと思うが?それが社共との違い。

Q3.「7・7」や反差別を切り捨てた?06年以降の党内闘争とは?清水さんは労働運動をとるという、そういうところに踏み込んじゃった、という印象だが、そういうこと?

A1.…難しい質問。(ふ―っ)労働運動とか政治闘争とか、そういう形では問題にならない。労働運動をということは政治闘争をしないという、そういうことですか?

Q1-2.(中野さんの路線か塩川さんの路線か、があった…)

A1-2.…塩川さんの路線とはよくわかんないな … 労働運動をやんないで?

Q1-3.(労働運動をやるにしても政治闘争が基軸だった。安保沖縄闘争もそうだった。反天皇、、三里塚も政治闘争としての三里塚だった)かつての中核派は政治闘争。清水さんは労働運動に踏み込んじゃった?

 

Q1-3.まあね、別の形で答えれば、労働者階級の闘いは革共同にとって非常に大きい存在になっている。大したことはないって言われるかも知れないけれどもやっぱり労働者運動の中でも相当の闘いを積み重ねて来てると…それはやっぱり非常に大きい。それを発展させることが党にとっての大きさがある。政治闘争なんてものはね党派である以上やんないなんてことはあり得ない。重要な政治闘争はどこにもまして徹底的に闘いますよ。

A.    労働者階級が職場生産点で闘っていることをベースにして

B.    例えばかって学生の闘いを中心にして展開してきたのとははっきり違ったあらわれ形をするっていうことはある。労働者階級が主力であることがはっきりしてくれば来るほど労働運動を基軸にしてその力で政治闘争を組織していく。ということになる。

         [秋月がフォロー]

     もともとマルクス主義。……一貫して変わっていない。労働者階級をとことん信頼していく。ここが揺らいで行くときに今の労働者階級では闘えないとか、差別にまみれているとか、だから労働者階級はまず糾弾されなければいけないとか、それが極端に行ったのが塩川一派。

     7・7を取り消すのでなく、資本による基づく差別を無くしていくのも労働者階級。その労働者階級を絶対的に信頼して、労働者階級の解放を基軸に据えて、労働者階級を解放していく。そこに矛盾はない。

[清水】えっとねぇ。

Q4.それはかつて日共が言っていたこととどう違う?

[秋月]日共は差別の問題を「どうでもいい」とした。     「(東京新聞)日共はどうでもいいとは言ってない」

     けども自分たちの党派の利害に…従属させてきた。

7・7労働者階級の解放を に貫かれる…●●

【清水】「77」をはき違えたものがある。

     元々7・7は…差別糾弾闘争がすべてだと言っているものではない。

もともと「7・7自己批判の時」、労働者階級を解決するには資本主義を打倒することぬきに問題を解決することはないとはっきりさせて立ち上がった。資本主義を倒す立場から徹底的に糾弾するといったのが7・7の路線。

そういう意味では7・7の路線はは生き生きと生き続けている…

【秋月】 あらゆる差別は労働者階級を分断するためにある。資本・国家権力からの階級分断の攻撃に対して…徹底的にはっきりさせて団結をつよめる。そういう立場です。

 

【新潮社】                                1時間3138

Q1.西部邁の死

            A1.かつては親友…感じるものはあった。そんなに研究する対象でもなかった…

Q2.会うべき親友に会えなかったとか、長い潜伏中での後悔は?

            A2.(略)

 

【司会の石田】                          1時間350

Q.最後に。革命運動の中で亡くられた方への想いは?樺さん、山崎さん、本多書記長…

            A.ちょっとよくわかんない?

Q1-2. 革命運動の中でなくなった同志への想い、星野同志…

そりゃあまあ、星野なんてすごいもの。彼の何十年、(秋月 獄中…)獄中42年(秋月 44年)あっ44年。転向とか革共同から逸れて行くようなことではなくて、ますます歳を越せば超すほど磨きがかかってくるていうか、獄中で革共同が突き進む道を指し示してくれた。他の人も多くの人、内ゲバの話も出ましたけど、

本多さんなんか、やられたlっていうことは、僕なんか非常に近い存在だったわけですから、ものすごい衝撃を受けたわけですけども、やはりああいう犠牲を受けてですね頑張った。

そういう人はいっぱいいる。そういうことを考えて、今この情勢の中で革共同が本格的に成長して革命運動に前進するということを怠ったら彼らに顔向けできない、という風に思いますね。そういう点で彼らは我々を導いてくれている、そういう実感をもっています。               1時間38分終了

 

【ブログ注】
  1月27日、多くの人が「何かを期待した」かもしれないが、ま、「ブザマ」。
「麒麟が来る」の明智光秀か、関ヶ原の石田三成か?
 ある人は、森喜朗(五輪組織委員会)の「謝罪=居直り会見」を思い起こすという。
 
 最後の方では東京新聞の記者の的確な質問に言葉をつまらせた。
 何度も「暫定書記長」のフォローに支えられた。
 「革命情勢」論を虚しくした。
 その声にかつての力はない。

 地に墜ちた偶像は何を語ったのか?
 元中核派のある人は、暫定政治局への忠誠の誓いとみる。

 中核派に対するさまざまな想いを、あらためて整理する時が来た。
 以下はそのライブ動画です。心置きなく堪能を。
 
51年も非合法・地下潜伏!革命の神が遂に表舞台に降臨!ゴーマンかますゾ90分ライヴー清水丈夫「中核派」議長、記者会見 2021 01 27 - YouTube

51年も非合法・地下潜伏!革命の神が遂に表舞台に降臨!ゴーマンかますゾ90分ライヴー清水丈夫「中核派」議長、記者会見 2021 01 27

4,672 回視聴
2021/01/28
チャンネル登録者数 4.48万人
 場所は千代田区日比谷図書文化館 | 千代田区立図書館 
 プレスセンターの向かい。徒歩数分。経産省前テント村(現・座り込み)からもすぐでした。
 コメントは後日あらためて。感想・意見はコメント欄にどうぞ。
 メール yuigadokuson007@yahoo.co.jp


【ブログ注】
  


革命勝利へ党の飛躍を 革共同議長・清水丈夫同志に聞く 青年・学生の決起が歴史動かす

発行日: 20211 1日 第3176主張/理論

週刊『前進』05頁(31760102)(2021/01/01

http://www.zenshin.org/zh/f-kiji/2021/01/f31760102.html
革命勝利へ党の飛躍を
 革共同議長・清水丈夫同志に聞く
 青年・学生の決起が歴史動かす

(写真 全学連活動家の石田真弓さん(左)と清水丈夫革共同議長)


 昨年9月6日の革共同政治集会で51年ぶりに演壇に立ち、公然活動に復帰した革共同議長・清水丈夫同志に、2021年決戦の展望と革命党の果たすべき役割について大いに語ってもらった。聞き手は、前進チャンネルキャスターで全学連活動家の石田真弓さん。(編集局)

時代の要請に応えぬく決意

 ----まず、約半世紀ぶりとなる公然活動への復帰にあたっての決意、そして2021年を迎えての革共同議長としての考えを聞かせてください。
 いま、
〈コロナ×大恐慌〉情勢の底知れぬ泥沼化が進行し、コロナ対応を口実として未曽有の大合理化攻撃が展開され、労働者階級の解雇撤回、低賃金粉砕、総非正規職化阻止の闘いが、職場生産点からの階級的労働運動の再生の闘いとして組織されつつあります。昨年の11月労働者集会は3労組の闘い、医療・福祉労働者の闘いを先頭に歴史的前進が始まっていることを鮮明に示しました。
 私は、2015年の革共同第7回大会の「左翼空論主義」の誤り、その根底にある階級的日和見主義について、旧政治局指導部(議長)として、自分自身の問題として真っ向から自己批判しました。なによりも一共産主義者として、資本と権力、資本家階級に対する根底的怒りを爆発させ、職場生産点で資本・権力と闘っている同志たち、階級的団結と労働組合的団結を強化するために全力で闘っている革命的労働者たちと共に闘いぬきたいと思っています。これが、私が今回、公然化の道を選んだ第一の理由です。
 今ひとつの理由は、今日の〈コロナ×大恐慌〉情勢の歴史的重大性の問題です。
コロナも大恐慌も、帝国主義の絶望的延命形態である新自由主義の行き詰まりと破綻として引き起こされたものです。そして、この二つとも、新自由主義を死のふちに突き落とすものとしてあります。この二つのからみ合いをしっかりと確認することが大切だと思います。
 
まず大恐慌情勢について言えば、2008年リーマン・ショックとして爆発した恐慌は、1929年型の世界的な金融大恐慌としてあります。これ以後アメリカ帝国主義は、財務省とFRB(連邦準備制度理事会)が膨大な財政投入、超低金利政策をとめどなく展開し、経済の金融バブル化を繰り返すことでかろうじて延命してきたのです。したがって、言うまでもなく、大恐慌を不可避とした「過剰資本・過剰生産力」は基本的に整理されないままです。つまり、果てしなくバブルを繰り返すしかない。問題は大恐慌情勢のこうした局面でコロナ・パンデミックが発生したことです。バブルの繰り返しで延命してきた米帝経済は経済封鎖的危機に陥り、29年恐慌をはるかに超える年率換算でマイナス三十数%といったGDP(国内総生産)の下落を強制されました。これはしかし、本来、バブル崩壊で生ずる危機を先取りして出現させたものにほかならない。しかも、今起きているのは歴史的な大パンデミックであり、新自由主義的グローバル化によってコロナは全世界化したのであり、変異を繰り返しながら数年以上続くでしょう。
 コロナを解決することは新自由主義のもとでは絶対にできず、また新自由主義のもとで経済を立て直そうとすればコロナはますます蔓延(まんえん)する。アメリカの状況がまさにそうですが、ブルジョアジーは新自由主義のもとでコロナを撃退できないまま、我慢ができなくなって経済活動を再開する。そうすると1日20万人もの人々が感染するような事態になり、それがまた経済にもはね返ってくる。コロナと新自由主義は相互に影響し合い、矛盾を深めているのです。その一切が労働者階級人民に押し付けられる。このことが、全世界で巨大な怒りの爆発と階級的激突を生み出し、
革命的情勢を本格的に成熟させています。
 このような情勢だからこそ、私自身も現場で闘う同志たちと固く団結し、日常的に問題意識を共有しながら、党の飛躍をかけて一緒に奮闘しなければならないと考えました。何よりもそれが、公然活動への復帰を決断した理由です。

革命的情勢が到来

 このように、いま現在、コロナ・パンデミックと08年以来の大恐慌の展開のからみあいによって、国家債務が限りなく積み上げられ、「百年に一度」どころかそれ以上の経済的社会的危機と破綻が不可避となってきているのです。この事態におびえきった敵階級は、一切の矛盾を、一方では感染拡大として、他方では、大量解雇、賃下げ、総非正規職化といった形で労働者階級に押しつけようとしています。もうこんな新自由主義をのさばらせておくわけにはいかない。新自由主義を終わらせ、資本主義そのものを打倒するしかない。文字通り待ったなしの革命的情勢が到来したのです。
 革命的情勢を本物の革命に転化することは容易なことではありません。
 一つは、革命的情勢が到来したこと、プロレタリア革命以外にはないことを全労働者階級、全人民に訴え、全力で
階級意識の鮮明化をかちとることです。今ひとつは、それだけではなく、革命主体としての労働者階級が、資本と権力に対する職場生産点からの闘いに立ち上がり、革命党がその先頭に立って闘うこと。党と労働者階級との切っても切れない結合をつくりあげること。そして階級的労働運動の強化をかちとることが必要です。
 先ほども述べた7回大会問題の総括の核心は、「空論主義」に逃げるのではなく、革命情勢を革命に転化するために目下不可欠な決定的任務として、階級的労働運動の強大化をかちとるということにあります。そして、11月労働者集会で確認したように、3労組共闘を中心とする階級的労働運動の火を、全国でつくりだし、大きな力にしていくことです。この闘いは医療・福祉、合同労組をはじめ全産別で力強く推進されつつあります。
 こうした闘いの先頭に立つのは、やはりマルクス主義青年労働者同盟の同志たちだと思います。マル青労同は70年決戦において決定的な役割を果たしました。青年労働者の決起こそが階級的労働運動の帰趨(きすう)を決めます。

60〜70年の大激動期を闘う

 ----ここで清水さんの歩み、特に1969年に非公然活動に入るまでの闘いについて聞かせてください。
 60年安保闘争は全学連書記長として、また共産主義者同盟(ブント)全学連グループの一員として闘いましたが、60年5月20日の国会・首相官邸デモの件で6月4日に逮捕され、8月に出獄した時にはすでにブントは崩壊していました。その後、旧ブントのメンバーの多くが革共同に入りますが、私は革共同への合流に最後まで強硬に反対した者の一人でした(笑い)。
 革共同加盟の決断までには苦しみに苦しみました。60年安保闘争を全力でやったという自負はありましたが、ブントの小ブル急進主義的傾向は正しくないし、またプロレタリア党建設の立場がないという革共同からの批判は当たっていると考えるに至りました。意を決して加盟書を書き、本多延嘉書記長(当時)と会いました。この時、本多同志は一読して「わかった」と言って快諾してくれました。そして「すぐに政治局に入ってくれ」と言われてびっくりしました。すごいオルグ力でした。
 その後、学生戦線から東京北部地区委員会に移りました。65年日韓闘争の時に北部地区反戦青年委員会ができましたが、その拠点の豊島郵便局には橋本秀次郎さんを中心に多くの活動家がいました。それから東大付属病院分院の看護師たちの闘いがありました。オリジン電気の組合からは青年部活動家の大半が反戦青年委に結集しました。地区活動は非常にいい経験になりました。
 6710・8羽田闘争の直前頃は学生戦線に呼び戻されたような状態でした。日韓闘争時は東京の学生のデモも100人くらいで、機動隊に一方的に抑え込まれていたけど、それを転換させたのが10・8闘争です。ベトナム反戦闘争の一環で、当時の佐藤栄作首相の南ベトナム訪問を阻止するための羽田デモですが、計画的・意識的に準備して武装デモを決行し、こん棒と石で機動隊を蹴散らして装甲車を乗っ取るところまで徹底的にやったんです。この時、京大1回生の山崎博昭君が機動隊に虐殺されたことも、巨大な怒りの爆発を巻き起こしました。
 続いて68年1月に長崎県の佐世保で、米原子力空母エンタープライズ寄港阻止闘争がありました。私はその直前に現地入りして、日放労長崎分会長だった鈴木達夫同志に佐世保闘争の構想を話して、デモコースを一緒に下見して「基地に突入するならあそこがいい」と教えてもらいました。それから三菱長崎造船社会主義研究会の人たちが全面的に協力してくれました。そして当時の全学連委員長だった秋山勝行同志が現地で全責任をとってくれた。佐世保をあれほどの大闘争にしたのは当時の学生同志の力だったと思います。
 ----日大・東大闘争との関わりはどうでしたか?
 6811月に東大本郷キャンパス銀杏並木で、日大闘争と東大闘争の共同集会をやりましたが、その準備過程で東大全共闘議長の山本義隆君と喫茶店で会談しました。われわれは日大闘争に深く関わっていたので、日大中核派を代表するような形で話をして、集会を行うことを確認しました。東大の闘いはそこから一気に全国化しました。当時の運動の力が日大・東大の合流を実現したのだと思います。

破防法で非公然へ

 ----そういう闘いを経て、69年4月から非公然活動に入るわけですが、当時の状況や決意はいかなるものでしたか?
 沖縄闘争に対する破防法弾圧が直接の契機となるのですが、当時はベトナム戦争の出撃拠点とされている沖縄で本土復帰・基地撤去を掲げて闘いが高揚していた。10・8以来の闘いを全力で担ってきた私たちも沖縄闘争を闘う立場が問われました。他党派は「沖縄解放」などと言っていたが、沖縄の人々が本土復帰を求めて総力で決起している時、本土のスローガンがそんな抽象的で中途半端なものでいいのか。革共同は、沖縄の本土復帰闘争に全力で連帯し、共に闘って沖縄を奪還するという意味で「沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒」を掲げ、果敢に実力闘争を展開しました。これが本土でも沖縄でも一気に広がった。
 その突破口となった4・28闘争の直前に、本多さんが破防法弾圧で逮捕された。革共同をつぶし、安保・沖縄闘争を圧殺するという国家権力の意思が明確になる中で、このまま指導部を全員表に出しておくわけにはいかない。破防法下でも断固闘争を継続する、そのために党の非公然指導部をつくることが絶対に必要だった。それで私が潜行することになったのです。
 そして70年闘争後も非公然の指導部を堅持したことで、対カクマル戦争や80年代の三里塚決戦、国鉄決戦、天皇代替わりの儀式を直撃した90年天皇決戦まで、労働者階級の広範かつ根本的な支援・支持に支えられてとことん闘い抜くことができました。国家権力は何度も破防法の革共同への団体適用を狙いましたが、それをやったらもっと闘いが爆発するんじゃないかと恐れ、結局できなかったんです。
 こうした勝利の上に91年5月テーゼを出した。それまでの闘いの単なる延長ではなく、労働戦線の闘いに圧倒的に重心を置き、労働運動・大衆運動の展開と労働者細胞の建設に全力を挙げることを確認したのです。

菅打倒の巨大な学生運動を

 ----では最後に、今の若い世代に期待すること、学生運動に求めることをお願いします。
 先ほども話したとおり、革命的情勢の本格的到来を本物の革命に転化するためには、階級的労働運動の再生と発展、とりわけ職場から闘いを組織することに党の全力を集中しなければなりません。
 〈コロナ×大恐慌〉のもとで労働者階級に対する大量解雇、大幅賃下げ、総非正規職化、そして労働組合の根絶といった極限的な新自由主義攻撃が襲いかかろうとしている。これに対して、昨年の11・1集会で非常に豊かに示されたように、階級的労働運動を職場生産点から猛然とつくり上げていくことをもって反撃し、党がその先頭に立って労働者階級とともに闘う。そのことを通して初めて、「革命しかない」ということを労働者の一部ではなく、労働者階級全体の認識として獲得していくことが可能になります。革命情勢を認めるだけではなく、それにふさわしい行動を伴わなければならないし、そのための力量をわれわれが培っていかなければなりません。
 そのような党の基本路線のもとで、学生戦線はどういう任務を受け持つのか。単に「学生も労働者と同じだ」と考えるより、学生が学生らしい闘争を徹底的に闘って強力な運動をつくりだし、労働者階級の解放に向けて闘うということではないでしょうか。学生運動がそういう形で大きく社会的存在として登場することが、何より労働者に歓迎されるし、労働者にとっても力になります。
 そして、やはり学生運動に求められていることは政治闘争を徹底的に闘うこと、政治闘争の本格的発展を先頭に立って切り開くことだと思います。今の京都大学の闘いの意義は非常に大きく、この地平を踏まえて前進することが決定的に重要です。同時に、21年決戦の展望としては、日本の学生が菅政権の数々の悪政や改憲・戦争政策に対して、巨大な学生運動をたたきつける。60年や70年なんかちゃちなもんだと思えるほどの学生運動の爆発で、労働者階級との連帯をかちとる。そのような壮大な展望をもって闘うことが求められていると思います。
 労働戦線でもいま、マル青労同の同志を先頭にして青年労働者の闘いが本格的に切り開かれようとしています。
 ----昨年は本当に肌で革命情勢を感じる年でした。何より自分が10年余り活動してきた中で経験したことのないスピードで新たな仲間が全学連運動・マル学同に結集しています。彼らのエネルギーを引き出し、力ある運動を形成することのできる党へと飛躍できるよう、議長はじめ全党の同志と団結して私も全力で闘いたいと決意を新たにしました。今日はありがとうございました。

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清水丈夫同志のプロフィール
 1937年、神奈川県生まれ。高校生の頃に革命家を志し東大在学中に日本共産党に入党するも、58年に離党し共産主義者同盟に参加。5960年、全学連書記長として安保闘争を指導。61年、革共同に結集。本多延嘉書記長らと共に政治局員として指導的役割を担い、66年第3回大会では第2報告を担当。69年4月、非公然活動へ。97年第20回全国委員会総会で革共同議長に就任。2020年、革共同政治集会で特別報告を行い、公然活動に復帰。著書『清水丈夫選集』全10巻(既刊8巻)。

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