カテゴリ:☆☆世相さまざま > 車中・車窓から

[初日 11日 金}
地震の時は、葛飾の堀切を走っていた。
車がグラグラッと揺れ、パンクかエンジンの爆発かと思った。
あれっ、俺の平行神経が崩れている。ついに来たかな。
前の車が止まって、うろうろしているのを見て、ようやく自身だと気が付いた。
「もう、早くあがろう」と決めてスタンドで給油(ガス)の合間にテレビを見ていてニュースを知った。
 
あわてて仕事に戻る。
すぐそばから亀有駅へ。
亀有から高等の住吉へ。住吉から東神田にお客を乗せて4時半になった。
当社では日勤は4時半までしか乗せられない。
 
「回送」にして、裏道を迂回して、浅草橋から9○分かけて帰った。ふだんの金曜なら1時間くらいかな。
こんな時は裏道はすいているので、会社でもずいぶん早く帰った方です。
途中、手を上げる人を振り切った。気が変わって、おばさんを乗せた。「金町へ」というのに、「会社までなら乗せられる」と断って。
 
会社では職員たちがみんな出ている前でお客を下ろす。
職員「回送で載せちゃまずい」
私「時間外だから回送だ」
職員「料金をどうする」
私「料金を取れないから回送だ」「こんなときに何をいってるんだ」
 
ひとつ位、ボランティアをしたいと思った。
かりに「処分」されても勝てると踏んだ。
私なりに計算の上だ。
 
原発情報に見いっています。重苦しい。
夜になって、水戸街道に出て人々が歩いて帰るのを見ていた。?
若い人々に何か「高揚感」を感ずる。
 
けれども、「ヒッチハイク」の発想は、車にも人にも感じられない。さびしい気がする。
 
日々の感想は、「コメント」に追加します。
「東京のタクシー事情」「タクシー事情」なども参照を。
 

東京駅の改築が進んで、丸の内のタクシー乗り場が移動した。回転が比較的速いので私もよくここに着ける。
ここは大手町や丸の内のサラリーマンや霞ヶ関のお役人が多い。赤坂のホテルに行く人も少なくない。
 
 新幹線が到着すると、乗り場にずらりと人が並ぶ。タクシーもずらりと並んでいる。
 けれどもなかなか進まない。
 
 原因のひとつは、構造上の問題だ。
 八重洲と同じに広い幅を利用して2列にすればいいのだけれど、1列にしかしないからだ。
 もう1つの理由は、乗客にある。先頭になった人がボーっとしていて、車が自分の前に来るまでは進んで動こうとしないからだ。2台目、3台目にさっさと乗り込めば、全体として待ち時間は半分以下になるのに‥。
 
 下町の人間臭いお客は何かと面倒が多い。下町の人たちは、暑ければ勝手に窓をあけるし、世間話を仕掛けてくる。こちらが新人(見習い)だと分かるととたんに横柄に上から目線に変貌することも多い。
 それに比べて都心のエリートたちは、事務的で、乗務員にまったく関心を示さない。実務的な関係だけなので私にとっては気疲れしなくて良いのだけれど、五感が死んでいるようにも感ずる。
 かつ窓を開けるなどということを忘れてしまったようにも感じる。
 
 他にもあるのだけれど、「快・不快」を感じなくなった人々といったら間違いなのだろうか?
 
 

先日のこと。
お客さまが「尖閣」のことで憤慨していた。
「日本の領土が侵略されている時に民主党は何をしているのか!」
「軍隊がないからこうなる。このまま行けば日本全体が中国領土になる」
「今の若い奴らも軍隊で叩き直さなければだめだ」
 
私も客に合わせるしかない。
「そうですよね。ま、沖縄は残るでしょうがね」「う~ん。アメリカンだからなぁ」
「軍隊を作っても、イマドキの若い連中ですよね。奴らまともに戦えますかね?」
「だからこそ軍隊教育だよ」
「どうしますかね?軍事教練の教官は。どこから持って来ますかね?アメリカからですかね?中国からですかね?」
「う~ん。今の若い奴らじゃねぇ」

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