メールから関連部分を抜粋します。
【以下引用】
中野フラク解体?
岸・水谷両氏(以下「両氏」)が何故「荒川S事件」のクロ説にこだわり続けるのか?
その〈由来〉が少しづつ見えてきた。
やはり「あと一歩まで中野氏を追い詰めた」「それをやりきれなかった無念」「その結果の返り討ち」という思いにありそうだ。
貴ブログでも繰り返し書かれているが、両氏の声明や『敗北』本ほかの一つのトーンは、中途半端であいまいな「中野=スパイ」論にある。
「栗×スパイ事件」(1997年)は両氏によれば「スパイとしての『格上げ』」に驚いた本人が前進社に駆け込んで「発覚」した事件だ。いわば「おかしいと思いながら結果としてスパイに情報を流していた」ところから一転して「スパイとしての報酬と待遇」を提示されたということか?
岸氏らのスパイ対策委員会はそれを逆手にとって、栗×氏の指導下の二人の『前進』編集局員をも槍玉に挙げて「思想闘争」をやったとされる。
両氏「声明」や『敗北』本によれば、中野氏の対応が一部断片的に繰り返し語られている。
しかし実際の進行や標的は、「中野氏本人をも含む?『中野フラク』解体」にあったというのが今日的には明らかだ。
栗×氏に連座させられた二人の「若手」の一人には、後に中野氏から深い謝罪の手紙が寄せられたという。「守れなくてすまなかった」という内容だと聞く。労働組合の指導者としての中野氏の仲間への思いの深さと、当時そこまで追い詰められていた「中野フラク」の窮状が垣間見られる。
97年は自称「左派」の絶頂期のひと時でもあったということか?
それにしても両氏の「暴露」のあいまいさは理解の外だ。この時清水議長はどんな対応をしたのかが分からない。清水氏が割って入って彼に押さえ込まれたのでその経緯を語れないのか?未だに清水氏らの救済者としての出番を期待しているのか?
今回は、両氏の「中野主敵」論について書いてみた。
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【注】「栗×」としたのは、以下の意味がある。
1.事件そのものが、スパイ神保による「格上げ」(明示な形でのスパイ化)を提示された栗×氏が自ら申告して発覚したという経緯による。〈誘いに乗りかけた〉という話だが、最大限に言って〈乗りかけた罪〉にとどまる。処分としては「一定期間の謹慎・活動停止」が打倒だろうか?
しかも公式には秘密裏に処理されて、当時に戻って検証する材料は乏しい。
2.同じことだが、すでに20年が過ぎた。「刑が終わって一定期間を過ぎれば、記録は残るが法的には『前科モノ』ではなくなる」。
3.さらに11年、東日本大震災での被災者支援のトラック部隊での活動で、「9条改憲阻止の会」(その後の経産省前テント村など)で「復帰」したこと。「大赦または名誉回復」。
4.ブログ「資料蒐集」(抜き書き云々)などでの「反党分子」の「実名報道」のいやらしさへの嫌悪。(「革命」の名によるスパイ行為ともいえる両氏への軽蔑)
(労働者派)