2012年01月

モップとダイヤルの叛乱
制作
竹の子ニュース編集部
協力
越谷委託労働者組合
自治労・越谷市職員組合
埼玉学校委託労働者組合
 
著者口上

 前の話は『越谷の歴史物語第二集』(越谷市史編さん室、発行人=島村慎市郎)に収められている「大沢町徒党騒擾一件」(本間清利稿)より再構成したものである。後の話のように、長年の間、積りつもった現代の困窮者である委託労働者がついに決起した「越谷委託騒動」の前史そのものといえよう。

 越谷市大袋村の代々の重立ちの統領・島村慎市郎市長が、越ヶ谷の地主階級の代理人として、現代の困窮民を力ずくで制圧せんとしたことは、越谷伝来の町民政策からしても異例の圧政であることが、歴史的に明らかである。
 貧民が地主、金持ち階級に富の公平な分配を要求することは歴史的な正義である。2年前の「委託騒動」を教訓化し、貧民のための治政を心がけるどころか、労働者、貧民の要求を「不将ち者征敗してくれん」と圧政の刃を振りまわす、時代錯誤の「お代官」島村慎市郎氏の歴史的冥福を祈って本書を上梓するものである。

 なお本篇では、越谷市職労や学委労の組合員(三役を除く)以外は、「すべて実名となっている。敬称も略し、一部に礼を欠いているかも知れないが、この物語がすべて事実によるものであること、80年代を通じてより一層激化するであろう、自治体の下層・下請け労働者の叛乱のはしりとして、やがては一つの史実として伝えられることを期待してのことである。

脱原発と、環境破壊のない社会をめざして多くの人々が出会える「小広場」として、たんぽぽ舎は運営されています。あなたの情報源・図書室・会議室…etcとして、たんぽぽ舎をご活用ください。

 
イメージ 1
無断転載です。
詳細はたんぽぽ舎へ
 
 

昨年は、「生きる」と「たたかい」を結びつけた二つの映画を見ました。
 
「4月の涙」と「灼熱の魂」です。
 
「4月の涙」は「内戦と恋愛」とかのコンセプトで紹介されていましたが、フィンランドの内戦を背景にした物語。
「灼熱の魂」は、レバノンの内戦の渦中にいた女性(母)の過去を追う、現代のカナダ在住の双子の男女の旅。
 
ともに内戦の渦中に生きた人々の葛藤と愛。けれども内戦の社会的背景や国際的性格の解説を飛び越えて、渦中に生き、生きようとする姿・心を描いたものでした。
(そういう形で社会を描いたともいえるのかも)
 
ともに主人公は女性。そして(敵側の)男が絶妙な形で絡んでいました。理想・挫折・変節・愛・偏愛‥。そして「閉ざされた心の世界」。
 
それと、共通するのはセックス。葛藤する力、絶望に抗う人間力がテーマというえるでしょうか?
 
昔見た「人間の条件」にも通ずるという気もします。
 

昨年は、ベトナムでサイゴンデルタを2 人で旅しました。チョロン地区をふらつき、疾駆するバイクの流れを横切り、現地で働く若い日本人女性と遭遇しました。
 
霞ヶ関・経産省前の路上で「おんなたちの‥十月十日(とつきとおか)の座り込み」が続いています。隣で元3派OBたちが仲良くテントを並べています。

千代田区は私の商売エリア。脇に見ながら走り、時には経産省にお客を求めて着けます。たまに差し入れに寄ります。

 

改めて振り返ると、歴史(とその転機)はあまりに多くの天変地変の積み重ねですね.

 
「絆」の崩壊も豊かさの代償でしょうか。

「安全神話」だけでなく、「科学万能観」「成長神話」「日本観」そして「進歩史観」そのものを問い返すべきときでしょうか? 

 生きる力・サバイバルの力が、胎内からをよみがえる事を祈念して。
                                                                                 2012年 元旦  
 

ドラゴンとキッス (実はアナコンダ)

 
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

↑このページのトップヘ