起こったことを整理する。
①宇都宮氏が飛び出して、『脱原発』を掲げる。
②升添氏が「無所属」でたち、自民ともみ合い・すり合わせてトップに躍り出た。
③細川氏が小泉のバックを得て「脱原発」の単一争点に。
④田母神氏が石原慎太郎の支援を受けて「超タカ派」。
⑤この間、脱原発を最大の争点としてきた諸人氏や運動が「脱」の一本化を求めて動く。双方ともに興味を示さず。宇都宮は細川を「原発だけ」と切り捨て。結果、前回は宇都宮を支持してきた人々が、細川支持に回る。
⑥選挙結果は、前回に比べれば一定の投票率を得たが、それほど盛り上がったわけでもない。
㋑升添は過半数を割ったが、細川・宇都宮の計とほぼ同じ。ほんのわずか上回った。
㋺田母神が「健闘した」。「安部と共感」を歌う田母神と升添で過半数を超えた。
㋩宇都宮も絶対数では前回を超えたが、大差も無い。
㊁焦点の細川は、自民票・「無党派」でも弾みがつかなかった。
小泉も、「前面に立った」けれど、「抵抗勢力」を作って叩く手法は展開しなかった。(腰が引けていた?次の次を考えた?)
⑦総じて「小泉旋風」は起こらず、選挙そのものも低迷した。
⑧「主要6候補」の他の二人と鈴木氏も、「泡沫」に終わった。