2025年11月

 だいぶ遅れました。『未来』では続いて企画が山盛りです。ぜひ開いてみてください。

ここではタイトルの記事を。

未来・第423号

 

1面

革共同全国委が分裂 清水・秋月体制崩壊
矢嶋尋全学連委員長声明 断固支持
政治局派の襲撃許さず学生運動守れ

未来第423号目次(2025年10月2日発行)

 

【ブログ注】 分裂に関する直接の部分は⑴と⑶。

⑵は「06年3・14決起」以来の再建協と中央派の対立と中央派の惨状を要約している。

段落はほぼ読点ごとに当ブログで付けた。

 

(1)9月初旬、革共同全国委(機関紙『前進』)が分裂した。開催された革共同第35回全国委員会総会で、石田真弓政治局員・中央学生組織委員会(SOB)議長を「石田反革命」と規定し除名。前進社に居住する学生戦線の20人を、「1人残らずたたき出した」と公表した。

昨年来3労組共闘の代表的人格の1人=OZの女性差別事件を解決できず、抑圧・隠ぺいしたことへの自己批判が8月末に大衆団体の全国総会で表明され、抑圧した関西幹部2人の除名も報じられた。そして8月過程で石田政治局員の女性差別が告発されたが、この問題を組織的に解決するのではなく、「石田反革命、私党化」として35全総で除名した。

これに対し9月21日、矢嶋尋全学連委員長の「35全総を前後する革共同政治局・全国委員による女性差別襲撃への弾劾声明」が出された。

同声明は石田政治局員のつれあいであり、石田女性差別の告発者である矢嶋委員長が、つれあいの女性差別を組織的に解決しようと政治局に提案したものが正しく扱われず、その一部を印象操作され「石田は差別者、反革命、私党化」と断罪され、35全総で激突したとある。

革共同政治局は告発者である矢嶋委員長を政治局の言いなりになる「模範的告発者」にしようとしたができず、政治局自身の女性差別が問題となることを恐れ、石田政治局員を「石田反革命」と規定し除名し、矢嶋委員長ら20人の学生を生活拠点である前進社本社から追放したのである。

 

 (2)この2つの声明(政治局に追随する各種声明も含む)を読了した時、我々は06年3・14決起から07年11月末に至る過程の、我々関西地方委VS政治局・中央派の激しい闘いを想起した。

一度は我々の3・14決起(当時の関西議長の組織運営と金銭腐敗を断罪、関西の圧倒的多数が支持)を承認したかに見えた政治局は、自己批判した清水丈夫議長・天田書記長と、「俺は自己批判しない」と居直った中野洋副議長が、「3年で覆す」と手練手管を練り、07年11月の関西党員総会に全国委員会をぶつけ、関西の指導部を除名した。

われわれはこの中央の陰謀を見抜き、事務所拠点と正当な地方委員会を継承・維持した。08年1月には『11月関西党員総会報告』と新たな機関紙を発行し、革共同中央と決別した。

それから20年弱。「労働運動路線」なるもので党を壟断した中野らは、7・7自己批判を否定し広島差別事件を惹起し、中野の手先=大原政治局員・労対部長は女性差別で除名。

更に本社女性差別事件で天田書記長ら清水を除く全政治局員が解任された(中野は10年に死亡)。さらに「労働運動」を巡るジグザグで、15年7回大会の「党の労働組合」路線を19年26全総で全面否定した。

正しくも真っ先に7回大会路線に異を唱えた東北地方委指導部(EL5)を除名し、東北地方は失陥した。24年には3労組共闘の人格的代表OZの女性差別事件で、3労組共闘をみずから破壊した。

そして今回ここ数年、運動全体の突撃隊的役割を担ってきた全学連委員長らを排除し、革共同全国委の全面的最終的破産が暴露された。

5年前に浮上した清水丈夫議長は何事もなしえず辞任し、清水―秋月体制は崩壊したのだ。 既に20年近くになるとはいえ、たび重なる路線転換、政治局員除名の乱発、女性差別事件の頻発は、同じ組織にいたことを恥じるばかりだ。この中で我々は自己の党の唯一絶対路線をとらず、安保・沖縄、反原発、労働運動、差別・排外主義との闘い、国際連帯の闘いの戦闘的共同闘争に全力を注いできた。更に今年3月には「本多延嘉追悼50年の集い」を全国の仲間とともに開催し、革共同の旗を守った。

 

 (3)矢嶋委員長を先頭とする学生の決起に、我々は18年半前のことを昨日のことのように思いうかべ、苦難が予想される今後に心からのエールを送る。

あなたたちの行動は戦争と貧困と排外主義と組織的抑圧と闘う全国・全世界の人々に限りない勇気を与えるだろう。われわれが1年半かかった政治局・中央との対決を、わずか1カ月で決断し蜂起した胆力をうらやむばかりだ。

この決起は、マルクスの思想的営為とレーニンの革命的実践を継ぐ革命的共産主義者として全世界を獲得せずにはおかない。まさに「未来は青年のものである」。

ただ1点、声明の中にある「中野洋賛美」だけは認められない。しかし我々の決起の時、あなた方はまだ小学生ほどで、その責任を問おうとは思わない。

いずれ戦闘的討論が始まるなら知らない事実も含め革共同の総括を深め、新しい共産主義運動・社会主義運動の実践の中で止揚していきたい。

ただ石田真弓政治局員は、EL5問題は当事者であるはずで、学生指導部時代と今回の女性差別問題はしっかりとした総括が求められる。

また「中核全学連」の運動が革共同を主語とした同心円的拡大運動で、政治局を助けたことの総括も必要だろう。

いずれにしろ、今秋闘争の過程であなた方は背後からの襲撃をはね返し、大きく歩みを始めると確信する。関西を中心とする「革共同再建協議会=未来派」ではあるが、首都圏でも全国でも中国侵略戦争反対、沖縄を再び戦場にするな! を闘争環とし、安保・沖縄・基地との闘い、反原発、差別・排外主義との闘いの中で相まみえることを望みたい。

 未来は青年のものである。ともに闘おう。

2025年9月23日 革命的共産主義者同盟再建協議会

全学連矢嶋委員長の声明はhttps://zengakuren.jp/で検索可


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【ブログ注】
 
 私事により事態の進行に追いつけていません。技術上の問題もあります。X(Twitter)やSNSを駆使する人々の発信を私たち世代にも伝えようとすると、色んな罠と袋小路にはまり込む。そして、「短い言葉を呟く」その「真意」を読み解くにはまだまだ…。
  過去に発信した記事を補足するには、(私なりの規範を破って)当該の記事に追加することで対応しようかと思います。追加の場合は「お知らせ」のカテゴリーで新しい記事で公表します。
 よろしくお願いいたします。(白土=湯本拝)

 ただし、「35全総激震」に絞ります。

「マル学同」名義のブログが新たに立ち上げられ、そこでの「作戦memo」が話題を呼んでいる。
マルクス主義学生同盟・中核派(MSL)
自身の性加害を居直り、自己保身のための組織破壊に手を染めた石田真弓を許さない|マルクス主義学生同盟

 【0】丁寧で落ち着いた議論を
 今回の一連の事態は実に大きく入り組んだ課題を「一気に」決着し分裂にまで行き着いた。
 もうちょっと、一つ一つ丁寧に、と思う。
 何から、何を、どのように。
 感想としては、「何を急いでいる?」
 総会としてはひとまずは流会としても、相互の告発・弾劾・問題意識の共有の場にすれば良かったのでは!? などと。どうせ公然事務所の前進社に集っての総会だろうし。安心して…。

 そう、71年全学連大会のように。
 そう、中核派としての女性解放闘争の輝かしい出発点となったあの大会だ。
 大会が流会になろうがどうだろうが、糾弾を続ける女性たち、その準備も゙また綿密だったようだ。そしてついには糾弾を受け入れ、あるいは屈した男たち。

 そのウネリは我が神奈川の党でも再現された。
 私自身は当時はたぶん、「非破壊検査技師」として、あるいは山中のダムで風雨に耐えながら、あるいは停止中の原発の中で、働いていた時期。中核派内の状況には追い付けなかったが、「リブ」やフェミニストの告発と議論にはまり込み、ボーボワールやサルトルの実存主義の論説や幾多の女性作家による小説にふけっていた時期でもある。民宿に泊まり込み、来る日も来る日も10歳近く年上の世間話への付き合いに苦しんだ日々でもある。
 それゆえか、女性たちの糾弾と「互いにい抱き合う」という呼びかけには生身の体に迫るものがあった。

【1】暴露の内容は主に以下の通り
 石田氏の「作戦memo」と称するメモが石田氏本人によるメモだとする「証拠」と論を並べて、いる。かなり長い本文は、それ自体を読み通すのも苦痛になるくらいではある。
 作戦メモの存在とその筆者が石田氏であることは、一見、”揺ぎ無い事実”に見える。矢嶋さんのコメントでも事実上”事実”と認めている。
 ただし、どういう場面で書かれた物かや解釈では対立が有りそうだ。

 暴露投稿の主な主張は、「石田一派」=「反革命」論に絞れそうだ。以下は要約・意訳。
 ㋑「全学連」や「中央SOB」を全体として石田一派とみなし、35全総や前進社から叩き出したと確認している。
 ㋺「石田一派」とはつまりは「全学連派」でもなく、矢嶋さんが首謀者でもなく、石田氏が自ら「蜂起」を組織したものだとする認識のこと。言い換えるとこの主意は”石田に゙丸め込まれ、操られた、主体性のカケラも無い、有象無象のヤカラ集団”!
 その「石田氏の蜂起」とは、政治局やSOB(革共同学生組織委員会)キャップを解任され、自己批判に専念させるという政治局決定に対して、逆に政治局全体の解任を要求することだとしている。FOBの指導部でもあったという。
 ㋩「性暴力」を許していいのか?!というのが政治局派のキモの一つでもある。
 ㊁全学連を35全総から叩き出し、その死活の場である前進社からもたたき出したことで、このメモの入手という収穫があった、と自賛している。

【2】罠に落ちた全学連!?
㋑矢嶋派に直撃。そして反撃
 石田メモの暴露は、全学連派への、特に若い人たちには打撃としてはそれなりなものになりそうだ。
 X(ツイッター)などで、矢嶋さんは、政治局打倒の呼びかけ文などの作成・作戦などへの石田氏の関与を認めた。同時に、同文書への賛同署名からは当初案の石田氏の名前を削除したことを開陳した。議論の中で「お前の責任」と石田氏の責任をも問う仲間の意見から、「自浄能力」が発揮された、とする。「石田一派」論に対して、これを否定し、「首謀者=矢嶋」論を対置してきたことからすれば、”趣き”はひとまずはだいぶ変わる。
 完成した「呼びかけ文」を受けて同調した人びとにとっては、風景が変わる。
 ただ、当初から呼びかけに賛同した人々も多い。
 現政治局の”復権”自体に対する思いもありそうだ。
 そもそも、完成した呼びかけ文自体、石田氏の復権のよびかけははっきりしたものらしい。。(非公表なのでよく分からない)

 では「なに派」が適切かというと、諸説ありそうだ。
 ここでは当面は、「矢嶋全学連」「全学連派」としておこう。

【ブログの追加】以下…。

【3】「マル学同」名義で政治局論文??
 この文章はマル学同名義のブログだ。
 当然その主体は「マル学同」のはず。けれども端々に、問わず語りでそうではないことを想起させる。
 筆者は、政治局員か、その監修のもとに書かれた物らしい。
 「革共同・石田反革命対策委員会」とでもいうべきか?
 問題は、このブログが誰によるものかがあいまいなまま、続く、ということ。
 …以上…

【4】改めて矢嶋さんの「告発文」(8.28文書)について…「共有」の呼びかけ
㋑ 今回の一連の事態も゙、元はと言えば、(被害者である)矢嶋さんが政治局員に提出した告発文(「8・28文書」)に依拠する。告発文の中での「性暴力」という記述や「石田は一度は完全に打倒しなければ」という主張に「政治局」が飛びついて、矢嶋さんとの聴聞も討議もなしに、頭越しに「党として」性暴力を認定し、石田氏の「除名もやむなし」の言辞を引き出して、政治局員・SOB、そしてFOB(女性解放組織委員会)の指導部としての役職を解任し、謹慎・自己批判への専念処分に及んだもの。
 矢嶋さんの主な論点はまずはこの「頭越し」にある。
㋺ 結果として、34全総以来、政治局の内外で主導権を握った石田氏を蹴落として、蟄居状態の他の政治局員が復権し、政治局の主導権を奪還したことになる。
 特徴はいわば「行政的・司法的」なこと。
㋩ 矢嶋さんのその後の議論の中には、35全総の場で、他の政治局員に対して、「お前も同じようなことをしているだろう。知ってるぞ!」と弾劾すると「長くやってれば、一度や二度、そんなことはある!(だから何だ)」というやり取りもあったという。
㊁ 矢嶋さんの「弾劾文」では、”そうした政治局や中核派の現状を踏まえて、まずは問題を共有して欲しい”という想いで、「告発文」を提出したのだ、としている。この点では、「関西地方委員会・蜂起者」と称する二人の女性たちの、『前進』紙上の”石田一派弾劾”の二つのアピールにも共通項がある。
㋭ それは長きにわたる革共同内部での女性差別や隠蔽の歴史が、もはや耐え難いほどまでに蓄積・まん延している現状への怒りの爆発だ。
㋬ ただ、35全総での2人の「蜂起者」の政治的立ち位置は、矢嶋全学連とは全く逆だった。2人の女性のアピールには、そうした現状に対して、”唯一”・もっとも信頼でき、寄り添ってくれていた石田氏の「石田、お前もか」という怒りと絶望感が溢れている。それがそのまま、「石田一派」への憤怒…。
㋣矢嶋さんの告発状の中には、「多忙さを理由にして」ともある。2人の家庭生活の大事さを訴える内容らしい。自己批判を曖昧にする口実でもある。
 私は実は、このしごく当たり前の提起とその共有の呼びかけに心を打たれる。
 「人生」・実生活への無関心・無感覚こそ「前衛」の最大の難点…。矢嶋さんは自身に引き寄せて語ろうとしている。
㋠高市早苗の冒頭発言は「ワークライフバランス」の廃棄宣言だった。時あたかも…
 フェミニズムへの敵視か共感か?時代の分岐点でも有りそうだ。
……… ……… ………
【5】「革マル派みたい」の声
㋑ 暴露文の持つ、薄気味悪さ
 ある人が言う。「背筋がゾッとする感覚」。
 そう、「これは革マルの空気感だ」
 かつての革マル派を知る人、その『解放』や暴露ビラを読んだ体験を持つ人は言う。
 テロで奪った諸文書、留守宅に押し入って略奪した文書や品々を”さもさも”のように大々的にばらまく『解放』。あるいはメンバーを備考し、盗撮やその他をくり返し、私生活をゆがみ切った「解説」付きでまき散らす。
 今回の「暴露」がそれほどではない、かもしれないが、通底するものを感じる。
 しかも、「味方による拡散」。それ以上か。

 特に、私生活をも書き込んだ告発文書をまきちらされ、晒された矢島さんや周辺の人たちには、無言の脅迫にもなりそうだ。「必要とあれば、略奪もばらまきもする」。”無言”であればなおのこと、空恐ろしい。 
㋺「告発文書の回収と謝罪」
 「文書は、35全総の重要な責任ある人々に送った」という。
 そこから回覧され、まき散らされた結果は回復しようもない。
 実際にはその数倍も拡散されているらしい。
 
 今さらだが、謝罪せよ。その回収と廃棄は無条件の義務だろう。

 今回は特に、まとまりのつかない記述になったと感じる。大事な問題も゙パスしてしまった。それもまた、事柄や論点の持つ多様な問題点ゆえでもある。

  【6】改めて矢島さんの弾劾声明
 私自身が、何か状況に流されていると感じる。
 で、もう一度、今度はプリントアウトしてじっくりと、読み直してみた。
 やはり、「首謀者は矢嶋」論が正しそうだ。
 今回の事実についての議論も、そして問題の切開の姿勢と議論も、「深い」。学びもある。
 改めてご一読を。A4で12ページにわたります。
 

35全総を前後する革共同政治局・全国委員による女性差別襲撃への弾劾声明 ...

2025年9月21日 · 政治局とその追従者たちの徹底的な自己批判と転換がない限り、革共同は全学連ならびに マルクス主義学生同盟を永久に失陥することを最後の警告として、声明の結びと …



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