当社では今、毎日の朝礼で、「違法な駐禁をしません」と斉唱させられている。
さらに駐禁でつかまったら、直ちに会社に報告が義務付けられている。
一度目は掲示板に名前を張り出され、2度目以降は「乗務停止○日」の懲戒処分が出る。
http://msp.c.yimg.jp/image?q=tbn:ANd9GcSC7N8obGjKo_AT3zrK9al0P7SVXzZu7k5IpnD0p03odT1QadTH-gGIzA:http://freesozai.jp/sozai/public_mark/img/pbm_003/1.png昨年は十数台、今年も十余台の駐禁が、警察から会社に通報された。
駐禁の検挙数が所有台数の1割に達すると、運輸省による「車両停止処分」がくるので、会社も必死だ。とはいえ、まともな対策が出されるためしはない。
すべて乗務員に転嫁してすむという事なかれ主義。
いっこうに違反が減りそうにない。
私も付け待ちをするほうだから、自分で自分を守るほかない。
去年と今年の検挙基準は大きく変わった。
去年は「一斉摘発」が多かったけれど、今年はなくなった。
一斉摘発は、「交差点の近く」に先頭車両がいたら、後続すべてを摘発するというもの。
今年は「交差点・横断歩道から5メートル以内」「停車禁止場所(赤ペンキなど)」それと「交差点内」に限られている。
多分去年、一斉摘発で捕まった人が、大騒ぎをして摘発の違法性が暴かれたのかもしれない。とすれば改めて異議を申し立てれば、あるいは面白いことになるかもしれない。
とはいえ常々思う。
付け待ちの先頭になった車の多くが、今でも、横断歩道にぎりぎりのところに進んで客待ちをすることが常態になったままだということだ。
当社で少し策のある人々は、先頭になっても「5メートル」空ける人が増えている。
後ろから「」ぷっぷっ」と警笛を鳴らされても動かない。
時には後ろに「分かっているよ」と合図して、動かない。
そうして自分を守っている。
確かに、従来の常識から言えば、詰めるのが乗務員間のマナーだ。
隙を見れば割り込んでくるハゲタカたちを許さないためにも、必要なことだった。
横断歩道の真ん中に停めて割り込む奴らに隙を与えたくないのはお互い様だ。
けれども今は諦めるしかない。
人によっては、歩道の真ん中に停めている車の会社に電話でチクリを入れる人もいる。
昔なら降りて行ってたたき出す元気のある人が多く、それで秩序が保たれていたものだけれど、最近はそんな元気のある人も少なくなった。
とすれば、チクリも仕方のない選択かもしれない、とも思う昨今だ。
じっさいに、電話の効果は大きいのだし‥。
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