やはり、「仮釈」を隠蔽。
文章上は「仮釈」の用語が3回出てくるが、そのすべてが否定的だ。
事実上、四国地方更生保護委員会には仮釈放申請しているにもかかわらず、運動上は否認するというフタマタまたは二元化だ。
更生保護委員会闘争に突入 無実なのに43年 星野さん解放を! 革共同救援対策部
発行日: 2017年10月 9日 第2883号 弾圧との闘い
週刊『前進』04頁(2883号04面01)(2017/10/09)
更生保護委員会闘争に突入
無実なのに43年 星野さん解放を!
革共同救援対策部
【以下は抜き書き】
「30年問題」めぐり決戦に
「しかし、実際にこの手続きで仮釈放になった人は一人もいません。」
「『私は無実だ。私はやっていない。中村巡査への殴打をしていない。火炎びん投てき命令をしていない。これは一点の曇りのない真実だ』…
「更生保護委員会は、この星野さんの叫びを真っ向から受け止めよ。」
無期刑の終身刑化許すな
「無期受刑者の仮釈放は、90年代後半から減り続け、この10年間は連続一けたになっています。…無期刑の終身刑化を打ち砕いて絶対に取り戻そう。」
大坂さんの裁判と一体で
「7月に徳島でかちとった星野・青年集会で、「ゼネストで星野さん・大坂さん解放」が力強く宣言されました。…衆議院選挙闘争に総力で決起し、11・5全国労働者集会と11・26星野全国集会の大成功をかちとろう。」
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▲前の記事の平良 修さんの◎資料 09年の総会から から一部抜粋する。
「この新しい方向性が示された結果、政治色が強く浮かび上がる構図になった。
と同時に、星野暁子さんの「全ての人を解放するという政治思想に立つ運動の中で文昭を解放するという原則に立ちながら、自分の最も得意な方法で参与して欲しい」という趣旨のビデオメッセージに、市民運動の立場から大きな共感が示された。
これまで、控え目であった政治色が前面に出る新しい方向性について、市民参加による運動の広さを要求する声が出たことに対して、「両者は対立するものではない。労働者や労働組合の闘いが中心に座ることで、もっと広い市民参加も可能になる」との反論がなされた。政治色を強く出す鋭角的運動にするのか、市民参加を容易にする鈍角的な手法でいくのか、両者をどう調和させるか、運動形成についてのこの基本的課題に適切に対処しなければならない。」
【補足】 「ゼネスト…衆院選…11月集会」云々はここでいう「政治色」であり、そのすべてでもありそうだ。こういう議論を一般には「政治的引き回し」というべきものではないか?かつての共産党・民青と区別がつかない。
今の中核派にはそんな初歩的な「歴史的・常識的」な議論の基礎すらも失われてしまったようにすら感じる。
肝心なところは、仮釈なのかそれに反対なのかすら明らかにならないことだ。
家族や友人の声に押されてこっそり、と中途半端に仮釈放申請に舵を切り、失敗すれば申請自体なかったことにしたい、そんな思惑を感じる。
いまや中核派自体が往年の中核派でもなく、かつての情勢や社会でもなく、「71年渋谷暴動」とその時代・空気を彷彿とさせる呼びかけでもなく…。
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