【ブログ注】尾上光さんからの要請を以下転載します。
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ガザに心を寄せていただく皆さんへ
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ガザに心を寄せていただく皆さんへ
藤永香織著「ハヤティ・パレスチナ 夢をつなぐカフェ」復刻版が皆さんのご支援で
ようやく発行にたどり着きました。
ご支援に感謝します。
本書の[復刻にあたって]で、藤永香織さんは以下のように書き出しています。
「アンネ・フランクを偲ぶイスラエルへの旅で、パレスチナに出会った。ガザ地区に
魅せられ、パレスチナ人の自立を目指し共に歩みたいと思った。その第一歩として、
縁あって結婚したパレスチナ人の夫と、地元ガザ市でカフェを開業したが、店は戦車
やミサイルに破壊され、焼き討ちに遭うなど、苦難の連続だった。でも何度この店を
壊されても、この想いは変わらない。…そう信じていた。
[あれから20年。本書に登場した彼らのほとんどはもう、この世にいない。病死や自
死で亡くなった娘達。行方不明や生死不明の息子達。兄も姉も弟も妹も、従兄弟たち
も、親友も。「天井の無い監獄」が着々と完成していったこの20年は、私たちにとっ
て世界がぼろぼろと欠けていく日々だった。そしてとうとう、ガザで共に夢を繋いで
くれていた夫の心が壊れた。」
是非お読みになってください。
本書の売り上げは必要経費を除いてガザへ送金します。
香織著「ハヤティ・パレスチナ 夢をつなぐカフェ」復刻版の購入は
① 購入される冊数とお届け先を下記のいづれかにお知らせください。すぐに発送し
ます。
◇ ℡ 09066342973(おのえ、ヤスミン・ライブラリー)
◇ 〒814-0002福岡市早良区西新2ー5ー15ー101
ヤスミン・ライブラリー(尾上光)
◇ yasmeen_library@yahoo.co.jp
duster705@yahoo.co.jp (おのえひかる)
② 本が届いたら下記に代金を振り込んでください。
◇ 銀行名 西日本シティ銀行
◇ 支店名 西新町支店
◇ 店番号 204
◇ 口座番号 1559729
◇ 普通
◇ 口座名義 藤永香織(ふじながかおり)
よろしくお願いします。
ヤスミン・ライブラリー(尾上光)
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尾上光さんからの藤永香織著「ハヤーティ パレスチナ 夢をつなぐカフェ」(2005年9月発行、絶版)の復刻版発行とガザ支援要請です。 パレスチナ・ガザに心を寄せて下さっている皆さんへ ー藤永香織著「ハヤーティ パレスチナ 夢をつなぐカフェ」 (2005年9月発行、絶版)の復刻版発行とガザ支援のお願い (1)「パレスチナ自治区」ガザは2007年以来、イスラエルに軍事封鎖され ています。2008年以来イスラエル軍は逃げ場のないガザに2021年まで5度に わたり大規模軍事侵攻を行いました。私はそのたびに「イスラエルは攻撃・ 殺戮をやめろ」と声を挙げ行動してきました。そのたびに国際社会と世論に 一刻も早く停戦交渉の場が設けられ、停戦が成立することを望んできまし た。それはガザに住む住民たちむろん藤永香織さんの家族も運よくミサイル の直撃をまぬがれ生き延びて「元の生活」に戻れると信じていたからです。 もちろん停戦だけでは問題は何も解決しません。占領・封鎖・虐殺の現実は 続きますが、それでも停戦が実現すれば彼らをいつ何時直撃するかもしれな いミサイルの空爆の恐怖からは一時的に解放されます。 2023年10月7日からすでに3か月以上経ちました。私は“今すぐ停戦を” の声を挙げながらも、何とも言えない脱力感を感じています。それは今まで のように停戦が「元の生活」に戻れることでも、死の恐怖からの一時的な解 放になることでもないからです。なぜなら、ハマスを一人残らず殺害すると いうイスラエルの軍事政策は、すなわちガザ地区に住むパレスチナ人を、 また西岸地区に住むパレスチナ人を一人残らず殺しつくすことになるから です。 (2)私は10数年来、ガザに住む藤永香織さんの家族への支援を福岡市の ヤスミンライブラリーで続けてきました。2011年、私はガザの家族に会う ための藤永香織さんのパレスチナ訪問に同行しました。が、ラファの検問所 は私たちの入境通過を拒否しました。支援を始めた当時は家族は夫と7人の こどもたちと一族に守られて暮らしていましたが、今では家族を襲う不幸や 生活の逆境に夫は「壊れ」、藤永さんの元には二人の息子しか残っていませ ん。ガザ地区北部のガザ市に住んでいた二人の息子は今回の猛烈な軍事侵攻 による強制避難に追い立てられて南部のハンユニスに逃れ、さらに南のエジ プト国境近くのラファに逃れています。彼らの生存確認はSMSメールの着信 マークが既読サインに変わっていることでしかありません。ガザへの送金も 1月7日送金したものがまだ彼らの手元には届いていません。 (3)私に何ができるかを考えました。そして藤永香織さんが2005年9月に 出版した「ハヤーティ・パレスチナ 夢をつなぐカフェ」(新風舎:倒産) を復刻することを決断しました。藤永香織さんはパレスチナに出会い、その 地で生きていくことを決め、縁あってガザ市に住むパレスチナ人の男性と結 婚し、「ガザのおばさん」になることを決めました。しかし、結婚後1年も 経たずにイスラエルが配偶者ビザの発給を拒否し、以来ガザに戻れなくなっ ています。国連(=国際連合パレスチナ難民救済事業機関UNRWA)の援助を 頼り、やがて依存に傾き失われていくパレスチナ人のアイデンティティと尊 厳を、パレスチナ人の自立で回復するために、家族とともに歩もうとした記 録がこの本です。「やられた。店がこわされた」と言ったきり絶句する夫の 話から始まるこの本です。この記録は今だからこそ読み返される価値がある と思い復刻を決めました。さらに、現在の切迫したガザの状況が復刻を求め ているとも考えました。私は国際社会の世論が動かなければイスラエルはハ マスを一人残らず殺し、パレスチナ人を一人残らず殺しつくすのではと恐れ ています。だからこそ国際社会が声を挙げることは本当に大切です。 同時に今のガザに支援の手を差し伸べなければなりません。停戦後の復興 支援を呼びかけている声も聞こえてきます。ですが、この声も、同時に今の ガザへ手を差し伸べること抜きには考えられません。 (4)そこで私は藤永香織さん、ヤスミン・ライブラリーをささえてくれた 仲村渠政彦さん、そして「くまもと『狭山事件』を考える住民の会」の いまむらてつをさんと相談し、この「ハヤーティ・パレスチナ 夢をつなぐ カフェ」の復刻版の売上金でガザ支援に取り組めないかと考えたのです。 私たちはガザに住む藤永香織さんの子どもたちを通じて、直接、ガザへ支援 金を送金できます。かつては藤永香織さんのこどもたちへの支援をどうやっ てガザ全体へ、パレスチナへの支援に繋げることができるかと悩みました。 その悩みは解決はしていませんが、ガザに住むこどもたちへ支援のお金を送 り、生活を支え、さらに一緒に避難してきた人たちへの支援もできないだろ うかと考えたのです。ちなみに、藤永香織さんのこどもたちはパレスチナ域 内からイスラエルに追われガザ地区に入ったいわゆるナクバ「難民」ではあ りません。もともとガザに住んでいたパレスチナ人です。それゆえに国連 (先述)は彼らに難民認定のIDカードを発行しません。つまり国連の援助 を受けられないのです。こういう人たちがガザの人口の20パーセントを占め るといわれています。この問題の解決も進めて行きたいものです。 「『共存のための相互理解』や『経済的自立』といった私たちの目指すもの は、権威ある人たちによってすでに何度も議論されている内容とさほどの違 いはない。ただ私はそれを、個人レベル、日常の中で実践していきたい。 個人でできる範囲は小さいかもしれない。でも個人と個人のふれ合いだから こそ、私の想いを本当に理解し、ともに努力してくれるようになると信じて いる。」(藤永香織著「ハヤティ パレスチナ 夢をつなぐカフェ」より) (5)皆さんへのお願いです。 復刻版を出版するためのご支援をお願いします。 復刻版を出版し、その売上金を上記の趣旨でガザ支援としてガザに送金 します。 支援金は下記の口座へ振り込んでください。よろしくお願いします。 なお復刻版は一冊1500円で販売し、発行は2月上旬の予定です 《振込先》 西日本シティ銀行・西新町支店・口座番号1559729・普通・藤永香織 (ふじながかおり) ★ 入金されたらメールでお知らせください。 2024年1月20日 ヤスミン ライブラリー 〒814‐0002 福岡市早良区西新2ー5ー15 グランドシティ西新101 ヤスミン ライブラリー duster705@yahoo.co.jp ℡ 09066342973 (文責 尾上光/仲村渠政彦)