カテゴリ:☆☆社会と政治 > 震災と原発事故

転載します。

テント日誌8月22・23日(月・火)
経産省前(テント)ひろば1807日後 1日・2日
 
テントはなくても続けられることはある
 テントの通い路の最後は地下鉄のエレベータだった。地上の出口の前にテントはみえた。まだ、今日もあるだろうか、という緊張がいつもあった。テントができたはじめは特にその意識は強かったのであるが、その後もこころの底に流れているものだった。これってなんだろう、とよく思ったものだったが、テントがなくなった(強制撤去)昨日は封鎖されていて、ここを通れなかった。午前中のある時点まで。でも実際はそんなことにはこころが回らなかったというところだろう。今、テントのあった場所に向かいながら、思い出したことである。テントがある時期から、それが撤去された後のことは考えなかったことではない。
強制撤去に対する対応も含めて。僕らには経産省前の一隅を占拠してテントを立てた時から、どこか1960年代後半の大学バリケード占拠の記憶があったからである。強制撤去に対する対応にもそのイメージがあったのだと思う。しかし、一方でこれとは違うということもあり、強制撤去への対応をどうするかをべつの形で考えてもきたのである。たいした抵抗もできないで強制撤去を許した結果に終わったのだが、この抵抗の仕方に重要な視点を置いてテントが立てられ、維持されてきたのではないから、そこから受け取るものは違う。
 
 深い失意というか、喪失感のようなものは静かな怒りとともにある。かけがいのないものを失ったという思いと哀しみがある。これはしばらく消えないだろし、癒されもしないだろう。僕は消えて欲しくないし、癒されたくもない。権力の冷たい、しかも絶望的にみえる壁を見ているのだが、この感触を忘れたくはない。これは記憶として僕の中に深くのこるものであり、僕にとってのテントに参画した意味だったのかも知れないからだ。
 
テントへの通い路の中で、僕がいつも自問していたのは、この執着はなぜ、そしてどこからくるのか、ということだった。これは権力に確執するこころであり、これは祈祷会で上杉清文さんが言っていたようななづけようのないものであり、言葉ならざる言葉のようなものだ。この権力に確執するこころというか精神は生命そのものであり、その所業なのかもしれない。僕の存在のあかしのようなものかもしれない。このこころは僕の命としての歌なのだ。これは間違えば僕を戦争に誘うものかもしれない。しかし、これは、僕が何の変哲ものない日常を過ごすことと同じように大事な命の所業だ。僕らは原発の存在や再稼働を企てる権力の理不尽な行為に異議申し立てをしてきたのであるが、それを通して権力という存在に確執してきたのである。このこころは権力の壁に立ちすくみはしない。僕の権力に抗う、それに確執するこころは静かに、冷たく、そして、また、熱く続いていく。原発の存続や再稼働に反対する意志としても。
 
僕はこのテント(占拠)という形での闘いは持続的なものであり、この形態を超えてあり続けるものだと語ってきた。理不尽さの何一つ解決されないまま、そしてあり得るかもしれない事故を内包して進められる原発再稼働や保持をすすめる当体に対する反対の意志を持ち、表示しつける。そしてそれを推進する権力に抗い続ける。テントはもうない。しかし、それは形態としてのテントであって、僕らの意志としてのテントは存続する。そこに身体を運ぶ、そこに座り込もという最も始原の行為として続けられるだろう。そこに身体を運び、座り込んで意志表示するという行為は何の変哲もないものにみえるが、それは心が動くということを内包している。人間の生の豊かさが伴っている。ここが始まりである。
                          (三上治)
不当逮捕されていたカメラマンは釈放された。
 
昼過ぎには、丸の内警察署がやたらに高圧的に我々の妨害をし、
オブジェの分捕りあいが起こり、それを撮影していたカメラマンが大勢の警備警察に囲まれて交叉点の反対側に連れて行かれ、
更に警察の車で丸ノ内署に拉致されてしまった。
まったくひどい不当逮捕だったが、テントから沢山の人が丸の内署にかけつけ、抗議の声をあげてきたが、8月23日に釈放された
 
経産省前(テント)ひろばでの行動について
経産省前での座り込み、スタンディング行動を展開します。
月~金 12時から7時まで。 土・日 12時から4時まで。(金曜日には
5時~6時経産省に対する抗議行動があります)★携帯の折り畳み椅子を持参
してください。
8月26日(金)月例祈祷会があります。(15時から)
これまで何度も行われてきた「呪殺祈祷僧侶団」によって展開されてきた、「死者の裁き」という祈祷会が8月26日(金)3時から行われます。
8月26日(金)5時~6時 経産省前抗議行動
場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」
8/26()抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 
 
脱原発9・11怒りのフェスティバル 主催:経産省前テントひろば
 
【案内】脱原発9.11怒りのフェスティバル~設立5周年~
9月11日(日)15時~19時過ぎ、経産省前テントひろば

脱原発!再稼働反対を掲げた経産省前テントは設立から1790日を超えた。しかし、今だ10万人の人々が避難生活を余儀なくされ、小児甲状腺がんは170人を超えた。汚染水はダダ漏れ、フクイチ事故の原因究明もされていない。

被害はかくも深甚深刻多数にも関わらず、司法は東電経営陣を始めとする加害者の特定と責任追及をしようとしない。政府は自らの責任をほおかぶりし、被害(避難)者の住宅補助打ち切り、帰還強要で事故を無きものとし、原発の輸出と再稼働を強行している。

728日最高裁小法廷は、上告に対する棄却決定を行ったが、私たちは、いささかもたじろがず、粛々とテントを守り、脱原発の旗を高く掲げて闘い続けることを既に表明している。
大義は我々にある。脱原発の国内外世論に支えられた我々は圧倒的な多数派だ。
そこで私たちは、テント設立5周年の911日、経産省を包囲する、脱原発怒りのフェスティバル行うことにした。場所は経産省を包囲する一帯だ。
歌あり、踊りあり、演奏あり、スピーチありの楽しいお祭りです。経産省包囲ヒューマンチェーンも行う。是非お集まりください。

脱原発9.11怒りのフェスティバル~設立5周年~

2016911日(日)
主催:経産省前テントひろば
会場:経済産業省周囲一帯
経産省本館正門前周辺
経産省別館資源エネルギー庁前周辺
15:00 歌・音楽演奏
17:00
かんしょ踊り
17:30
スピーチ(各界より)
経産省周囲一帯
18:45
経産省包囲ヒューマンェーン・1回目
18:55
経産省包囲ヒューマンェーン・2回目
19:00
主催者あいさつ(経産省前テントひろば)
〈交通アクセス〉
東京メトロ 丸ノ内線・千代田線・日比谷線

 
 
 
 
 
 

たんぽぽ舎のメールを転載します。


たんぽぽ舎です。【TMM:No2861】
2016年8月22日(月)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
                             転送歓迎
━━━━━━━
★1.テント日誌8月21日(日)
   経産省前テントひろば1807日
   テントは今日午前3時40分過ぎに強制撤去された
                                 (I.K)、(K.M)
★2.空母はいらないどこにも(原子力空母ヴァージョン)
   東京湾に浮かぶ2つの原子炉(米空母)についての「歌」の紹介
                                         作詞:相馬正男
★3.新聞より
  ◆脱原発テントは消えても
   避難者を優しく支えた場「またみんな集まってくる」
   「10分で出ていって」就寝中に執行官
          (8月22日東京新聞朝刊27面より抜粋)
━━━━━━━
※8/24学習会のご案内
 「東京湾に浮かぶ2つの原子炉 米核空母の危険性」

 お 話:呉東正彦さん(弁護士)
 日 時:8月24日(水)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━
※8/28第20回槌田ゼミのご案内
 「四国電力との交渉報告」「原発製造メーカーへの勧告について」

 お 話:槌田 敦さん
 日 時:8月28日(日)14時より16時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.テント日誌8月21日(日)
 |  経産省前テントひろば1807日
 |  テントは今日午前3時40分過ぎに強制撤去された
 └──── (I.K)、(K.M)

○明け前テントからの連絡で飛び起きた

 強制撤去が来たというのでびっくり!
 あちこち連絡を入れて夜明けを待ってテントに向かう。
 早朝なので電車の本数も少なく、いらいらした。
 千代田線で霞が関に着くといつも使っているエレベーターが
 封鎖され経産省への出口も通れない。

 仕方なく空いている階段を登ったら財務省前に出た。
 もうテントの仲間がたくさん集まっていた。
 テントはほとんど撤去されていて荷物も運びだされたらしい。
 大勢の警備員や警察に封鎖されてテントの周りには近づけない。
 弁護士が来てくれたがどうしようもなかったようです。
 撤去は日の出から日の入りに行われるという風説は間違っていたらしい。
 裁判所から日曜日の3時半に執行できるお墨付きをもらってきたと言う。
 私たちは為すすべもなく財務省前で「撤去すべきは原発!川内止めろ!
 再稼働反対!」などなどのシュプレヒコールを上げたのみ。

 マスコミも襲来と同時にやって来たらしい。
 多分知っていたものと思われる。
 知人からNHKの朝のニュースで知ったとメールが来た。
 7時半近くから人が集まり、急遽9時から記者会見をすることに決まった。
 9時少し前には後片付けもすっかり終わったらしく、警備員が引き上げて
 行ったのでテントのあった場所の前で記者会見を行った。
 撤去に来た時の様子の説明から始まって、渕上さん・正清さん・福島に
 行っていたが急遽帰ってきたKさん・双葉町の亀屋さんなどが次々に
 思いのたけを話した。
 いつもテントを支援して下さる長野の人の顔を見てびっくり!
 そして感謝です。

 13時からそして夕方17時からも抗議行動をやるということでしたが
 私は寝不足だったので帰宅の途に着いた。
   脱原発運動はこれからと思いながら     (I.K)

   記者会見の様子や抗議行動の様子がツイキャスで見られます。

 朝の様子。<http://twitcasting.tv/showering00/movie/299024145>
          <http://twitcasting.tv/tentcam/movie/299017557>
 記者会見など http://twitcasting.tv/tentcam/show/


○まったくひどい不当逮捕だ

 昼過ぎには、丸の内警察署がやたらに高圧的に我々の妨害をし、
 オブジェの分捕りあいが起こり、それを撮影していたカメラマンが
 大勢の警備警察に囲まれて交叉点の反対側に連れて行かれ、
 更に警察の車で丸ノ内署に拉致されてしまった。
 まったくひどい不当逮捕だ。
 テントから沢山の人が丸の内署にかけつけ、抗議の声をあげた。
 4階で面会していた、カメラマンと弁護士さんには抗議の声が
 力強く聴こえたそうだ。
 22日も18時から丸の内署に抗議する。
  不当なテント撤去にも不当な弾圧にも私たちは負けない。
           (K.M)

○緊急の行動のお知らせ
  23日(火)10時から18時、経産省前抗議、座り込み、スタンディングします
  ので、台風襲来の予報もありますが、雨具など用意の上、
  宜しくお願い致します。

○8/26(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」

○脱原発9・11怒りのフェスティバル~設立5周年~

 9月11日(日)15時~19時過ぎ、経産省前テントひろば
 主催:経産省前テントひろば
 会場:経済産業省周囲一帯、経産省本館正門前周辺、
    経産省別館資源エネルギー庁前周辺
 15:00 歌・音楽演奏 17:00 かんしょ踊り 17:30 スピーチ(各界より)
     経産省周囲一帯
 18:45 経産省包囲ヒューマンェーン・1回目
 18:55 経産省包囲ヒューマンェーン・2回目
 19:00 主催者あいさつ(経産省前テントひろば)

     【注】他の記事は…【中略】。



【編集部より】
 メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
  ※「川柳・俳句」についても投稿歓迎です。
   掲載については編集部の判断とさせて下さい。
 1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
 日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
 以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
 2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)及
 び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
 送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
 なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
 都合上すべてを掲載できない場合があります。
 たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあります。
 予めご了承ください。
──────────
   たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net
 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があります。
──────────
たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、日曜・休日はお休みです。
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
              TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
                 新HP http://www.tanpoposya.com/
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

【以下引用】

たんぽぽ舎です。【TMM:No2848】
2016年8月3日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.テント日誌8月2日(火)
   経産省前テントひろば1787日
   最高裁決定に対する記者会見が開かれた
   「経産省前テントひろば」の「声明」    (I・K)
★2.路上討論会のすすめ~都知事選をふりかえって~
                   三輪祐児(ユープラン)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆東海第二原発の再稼働中止!高濃度放射性廃液漏洩事故究明
   8/19廃炉を求める1日行動
   連絡先:ピースサイクル2016全国ネットワーク
★4.雑誌より1つ
  ◆福島第一原発事故のあと 大人の甲状腺がんが増えていた
                                          明石昇二郎 (ルポライター)
         (「週刊金曜日」2016.7.22  1097号より抜粋)
━━━━━━━
・脱原発川柳【再稼働 まだ大事故が 足らないか】 乱 鬼龍 (転載自由)
━━━━━━━
※たんぽぽ舎の夏休みは
 8月12日(金)より16日(火)です。
 メールマガジン「地震と原発事故情報」もお休みとさせていただきます。
 ただし、8月12日(金)の定例金曜官邸前行動は参加します。
━━━━━━━

┏┓
┗■1.テント日誌8月2日(火)
 |  経産省前テントひろば1787日
 |  最高裁決定に対する記者会見が開かれた
 |  「経産省前テントひろば」の「声明」
 └──── (I・K)

 昨日最高裁の決定が送られてきた。「上告棄却」と言う残念な結果だった。
それを受けて8月2日緊急の記者会見が14時から行われた。

◇2時きっかりにKさんの司会で会見が始まった。
まず渕上さんから「最高裁決定に対する経産省前テントひろばの声明」が
読み上げられ、次に大口弁護士からのこれまでの経過と遺憾の意が話された。
その後河合弁護士が来て熱のこもった話をした。
「経産省前テントひろば」は、全国の脱原発の人々の精神的な支えであり
心のよりどころであった。

◇強制執行襲撃で流血の惨事にならないことを願う。
希望的観測で9・11までいられると良いな?と
たとえテントが無くなっても闘いは続く 脱原発のかがり火になってほしい。
大事なのは日本中から原発をなくすこと。
 それが最終目的だから脱原発の運動があるから、まだ川内原発2基の稼働
で止まっている。裁判やデモなど色々な方法で闘い続けようと話した。

◇福島から駆け付けてくれた黒田節子さん
 2011年10月テントのことを知って経産省に申し入れに来た。
10人ほどが中に入って話を聞いてもらった。
その時の申し入れは
1)原発は怖いからやめて。
2)再稼働止めて。
3)福島のこどもたちを避難させてください。
などだったが、3つとも達成されてない。それどころか反対の方向に行っている。
 7月11日に愛媛の女たちと申し入れに来たが、中に入れてくれないどころか
誰も申し入れ書を受け取りに出てこなかった。対応の変化に驚いた。
テントとは今もつながっている。   (中略)

記者の質問に対して
◎賠償金はどうするか
 すでに500万円の供託金は没収されあと2000何円くらいは差し押さえられているが、お金がないので払えない。払うつもりもない。収監されて働かされたらちゃんと食事がとれて今より健康になるのでは?と言う冗談も出た。
◎5年近くもテントが維持できたのは?
 勿論全国の皆さんの支援のおかげだが、いつでも強制撤去できたはずなのにそれをしなかったのは権力側にも原発推進しようとする後ろめたさがあったのではないかと思う。
◎今後どうするか?
 アイディアはあるが明かしたくない。皆で知恵を絞って戦うつもりだとの答え。

─────────────────────────────
   最高裁決定に対する経産省前テントひろば声明

                2016年8月2日「経産省前テントひろば」

  7月28日最高裁小法廷(大谷直人裁判長>は、私たちの上告に対する棄却決定を行いました(8月1日に送達)。
  私たちのささやかな願いを踏みにじり、テント撤去と損害賠償を認めたということです。これは、誠に残念ながら、最高裁もまた、司法の厳正なる立場を放棄して。経産省・国の政治的な意向を全面的に追認したことになります。
  私たちにとって、この決定は想定された範囲とはいえ、断じて認めることができないものです。私たちは改めて大きな怒りと抗議の意志を表明すると共に、経産省前テントを守り、脱原発の闘いを引き続いて推し進める決意です。私たちが自らの意志で経産省前テントを撤去することはありません。
  しかし、この最高裁決定によって、経産省・国の側は、法的には一切の憂いはなくなったということになるのでありましょうか。東京高裁が控訴棄却をしたのは2015年10月26日でした。少なくともそれ以降、経産省・国側はいつでもテントの撤去等の強制的執行ができたはずです。現に損害賠償については被告の預金口座の差し押さえなどを行っています。
 にもかかわらず、今日まで及んだのは、判決の内容にも仮執行についても、そのような判決を得たにしても、テント撤去を強制するいささかの自信も持ち得なかったからではないでしょうか。これは最高裁決定が出たからと言って直ちに大きく変わるものではありません。
 もとより経産省前テントをめぐる私たちと国との争いは、決して司法的場面に限られてものではなく、また、脱原発の問題だけに関わっていたのではなく、極めて深刻な政治的争いを抱えていたものだったからです。
 先だっての参議院選挙の結果や、都知事選の結果で、国の側は多少の自信を持ったかも知れません。今、国は米軍基地をめぐる沖縄県高江へのなりふりをかまわぬ攻撃に出ていますが、これに対して沖縄の人々は命をはった闘いを繰り広げています。
  他方、鹿児島県知事選では脱原発の知事が誕生し、川内原発の停止の申し入れが行われる予定であり、また、川内原発に続いて再稼働をさせた関西電力高浜原発は大津地裁の仮処分によって再び停止し、その後の関西電力の異議申し立ても認められなかったのです。再稼働を目前にした伊方原発においても、初歩的なポンプトラブルが露呈し、決して予定通りに進んでいません。
  私たちは、7月28日の最高裁決定をもって経産省・国側がどうしようと、いささかもたじろがず、粛々とテントを守り、脱原発の旗を高く掲げて闘い続けることを表明するとともに、あらためて全国の皆さまに闘いの継続を呼びかけるものです。


┏┓
┗■2.路上討論会のすすめ~都知事選をふりかえって~
 └────  三輪祐児(ユープラン)

◯ この間、あまり多くの取材ができたわけではありませんが、UPLANとして
配信した映像からすこし振り返ってみたいと思います。
 市民側の大きな動きとしてまず、参院選の経験にもとづいた
「野党候補一本化」の呼びかけが行われました。
  20160701 UPLAN 都知事には統一候補を!緊急アピール集会」
  https://www.youtube.com/watch?v=2jm9eDR1lpc

 この時点で水面下は古賀茂明候補の名前が期待を持って語られる一方、
宇都宮けんじ氏を推薦する根強い支持層の意見もあり、ほんとうに一本化
が実現するのか危ぶまれる状況でした。
 古賀氏と宇都宮氏の話し合いが行われる、行われないといった情報に
振り回されたあげく宇都宮事務所で行われた会見では、政策協議もなに
もなく4野党協議の密室の中から石田、古賀、鳥越といった名前だけが
出てはひっこむという談合への不満が語られました。
  20160712 UPLAN 古賀茂明氏記者会見での宇都宮への話し合いの
  お申し出について、宇都宮からの返答
  https://www.youtube.com/watch?v=CZkbgV_dHjo

 この時点では私は、宇都宮候補の出馬は4野党への怒りもあって
間違いないだろうと考えていましたから、辞退宣言には驚きました。
その後一本化した鳥越候補を支援する市民の動きが活発化します。
  20160718 UPLAN 「鳥越俊太郎を応援する市民センター」発足集会
  https://www.youtube.com/watch?v=ySnb600bs40

◯ また、たんぽぽ舎の有志がよびかけて脱原発候補の鳥越俊太郎さんを
 応援する「脱原発鳥越勝手連」が誕生。
  20160720 UPLAN「脱原発鳥越勝手連」発足集会「スペースたんぽぽ」にて
  https://www.youtube.com/watch?v=GgIsTGawVyI

 熱い選挙戦が始まりました。文春・新潮のスキャンダル記事もありましたが、
却ってそれを跳ね返すように市民の結束は高まっていったような気がします。
  https://www.youtube.com/watch?v=TMiHy4zDpyQ

◯ しかしこの頃から私自身は別の観点からこの選挙戦の問題点を感じ
はじめました。それは「政策論争の排除」という問題です。
 特に報道による上杉隆候補に対する露骨な無視作戦は、新聞・テレビ
ともに、ない(自宅に)私にも感じられました。
 銀座で鳥越候補に続いて行われた街宣の様子です。
  20160724 UPLAN 上杉隆候補 東京都知事選銀座街宣
  https://www.youtube.com/watch?v=16-DajQj_8A 

 小池、増田、鳥越そして上杉、この4候補を中心に政策論争を交わしてこその
都議選ではないのか。アメリカの大統領選ではもう何か月も前から熾烈な政策論
争が繰り返されており、都知事候補を知らない都民でもトランプ氏の名前やその
風貌、なんか危ない主張をしているらしいという姿はおぼろげに見えています。
彼らの論争はいまも延々と続き、これからも延々と続いていきます。そういう政
策論争を経て、有権者もそれに賛同したり反発したりするから、自らの責任にお
いて大統領に投票するということが可能になります。
 都知事選のありようは全く逆です。スタッフとともに何年間も調査研究を行い
一番真面目に政策立案してきた宇都宮候補が結果的に排除されたということに、
この都知事選あるいは日本の選挙制度というものの欠陥を見るような気がします。
辞退後の、市民グループ「私が東京を変える」主催の集会です。
  20160723 UPLAN 宇都宮けんじ「18歳からわかる!東京都知事選挙」
  https://www.youtube.com/watch?v=nNmD8mesz5M

◯ このことがあって私は、選挙の終盤ごろになってfacebookなどで「路上討論
会」の呼びかけを行いましたが、その声は小さく届きませんでした。ハチ公前や
アルタ前で、小池候補と鳥越候補が、あるいは上杉候補や増田候補が加わって激
論をかわし、相手の嘘を暴露しときに罵り合い、聴衆がそれに喝采したり野次を
飛ばすような激しい路上討論会が、はたしてほんとうにできないのだろうかと今
でも思います。技術的にいうなら、同じ時刻に同じ場所に来ればいいだけの簡単
なことです。
 トランプ候補ならば「こいつは危ないけど、みんな知ってて選んだんだから有
権者にも責任とってもらおう」と言うことができます。さんざん議論したからみ
んなどんな人物かを知って、それでも選んだからです。いまの都知事選では、政
策論争を経ていないためにそうした責任が問えないのです。「え、あの候補って
こんなこと考えてたの?? 知らないで投票しちゃつたわぁ」「投票したけど騙さ
れたのだから私は被害者」で終わってしまうからです。
 こういう日本の選挙制度の欠陥は以前からありましたが、それが最もひどい形
であらわれたのが今回の都知事選だったと思います。日本の選挙制度を政策論争
を中心に据えた形へと作り変えていくことが、いま私たちに課せられた一番重要
な課題だという気がしています。


┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆東海第二原発の再稼働中止!高濃度放射性廃液漏洩事故究明
  8/19廃炉を求める1日行動に参加してみませんか

     東海村1日行動スケジュール

  集合日時:8月19日(金)午前10時30分(時間厳守)
  集合場所:JR常磐線東海駅前
       (東海村の中を動きますので自動車可能な方歓迎)
 ・11時から12時…東海村訪問/東海村の脱原発の姿勢を聞く。
 ・14時から…東海第二原発への要請/
        750リットルの放射性物質漏れ事故の原因は?
 ・15時30分から…東海村舟石川コミセンで交流会
  連絡先:ピースサイクル2016全国ネットワーク東海村行動担当
      090-4606-9634(吉野)

 六ヶ所ピースサイクルが始まってから今年で22回目となります。
 そのスタートが東海村行動です。
 6月2日、日本原電が明らかにした廃棄物処理棟での750リットルの放射性物質漏洩事故。何処から漏れたのか。漏れた原因はどこにあったのか。作業員の被ばくや放射性物質が建屋外に漏れてはいないのか等々重大な問題がおきました。
 東海第二原発の再稼働中止と廃炉を求め、放射性物質漏洩事故の責任を追及します。ぜひご参加ください。


┏┓
┗■4.雑誌より1つ
 └──── 

 ◆福島第一原発事故のあと 大人の甲状腺がんが増えていた

                   明石昇二郎 (ルポライター)

   福島県で増えているのは「小児甲状腺がん」だけではなかった。国の「全国がん登録」データを検証したところ、新事実が次々と判明。福島県当局による早急な実態調査が望まれる

  きっかけは、小児甲状腺がんの娘を持つ福島県中通り地方在住の女性の証言だった。(中略)
 甲状腺がんは、子どもに限った病気ではない。ついに福島県の大人たちの間でも、甲状腺がんの兆しが現れたのかー。

 以前は大変少なかった

  若年層での甲状腺がんの増加は、症状が何も出ていない人にまで範囲を広げて甲状腺検診を行うことによって、がんの発見率が高まる「スクリーニング効果」によるものだと、これまで説明されてきた。
 しかし、甲状腺検診の対象外である20歳以上の年齢階級でも甲状腺がんが増加しているとなると、「スクリーニング効果」では説明がつかない。さらに検証を進めることにした。(中略)
 ここから明らかになるのは、福島県はもともと、全国平均と比べて甲状腺がんの罹患率が大変低い県だったーという事実だ。それが福島第一原発事故の翌年に、一足飛びに全国平均に近づいていた。福島県の女性に至っては、わずかではあるものの、すでに全国平均を上回ってしまっている。(中略)

 福島県は自ら検証を

  今回の検証結果は、疫学と因果推論などが専門の津田敏秀・岡山大学大学院教授にも見てもらった。(中略)
 「…チェルノブイリ原発事故でも、事故翌年の1987年から、スクリーニングをしていないのに大人の甲状腺がんが増加しているのです。その過剰発生数から考えるとむしろ、子どもより大人の甲状腺がんのアウトブレイク(大流行)を警戒すべきなのです」
 福島県は国頼みにせず、自ら検証するよう要請したい。
 それができるのは福島県だけなのだから。     (「週刊金曜日」2016.7.22  1097号より抜粋)

──────────
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事故情報」
 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
   郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

【編集部より】
 メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
  ※「川柳・俳句」についても投稿歓迎です。
   掲載については編集部の判断とさせて下さい。
 1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
 日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
 以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
 2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)及
 び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
 送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
 なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
 都合上すべてを掲載できない場合があります。
 たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあります。
 予めご了承ください。
──────────
 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマガ:
  地震と原発情報」をご参照下さい。
 ◆メールマガジンをお送りします
  たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
  発信しています。
   ご希望の方は、件名を「メルマガ受信希望」としてご自身のEメールアド
  レスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを送ってください。
  違うアドレスから「このアドレスに送って」ということは間違いの元と
  なりますのでやめて下さい。登録できしだい発信致します。
  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net
 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があります。
──────────
たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、日曜・休日はお休みです。
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
              TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
                 新HP http://www.tanpoposya.com/
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

以下、転載します。

テント日誌7月31日(日)
経産省前テントひろば1785日
 
緊急連絡 最高裁の決定(高裁判決支持)が出た模様です。詳細は
後にお知らせします。緊急記者会見。8月2日、13時から。テント前
広場(M
 
【ご案内】経産省前テントひろば緊急記者会見
~最高裁上告棄却を受けて~2016年8月1日 経産省前テントひろば
 8月1日、テントに更に残念な報が届きました。
最高裁判所第一小法廷が、東京高等裁判所「土地明渡請求及び参加申出事件」について、上告を棄却し、テント側の敗訴が確定しました。
 2011年9月11日の設置後もうすぐ4年11カ月を迎えようとしている経産省前テントひろばに対して、テント撤去と損害賠償などが政府による強制執行が心配される中で、緊急記者会見を開催し、『声明』を読み上げ、経産省前テントひろばと弁護団から今後の対応について説明します。
 多くの記者さんにお出かけいただきたくご案内申し上げます。

日時:2016年8月2日(火) 13時~14時
主催:経産省前テントひろば
場所:経産省前テントひろば
経産省前テントひろば〒100-0013東京都千代田区霞が関131
電話:070-6473-1947 メール:tentohiroba@gmail.com 
ブログhttp://tentohiroba.tumblr.com/
発言:
(脱原発テント弁護団)河合弘之団長(確認中)、大口昭彦、一瀬敬一郎
(テントひろば上告人兼申立人)正清太一、淵上太郎、寺崎明子、高瀬晴久
(応援)落合恵子さん(依頼確認中)
黒田節子さん(原発いらない福島の女たち)、亀谷幸子さん(被災者)

博識の乱さんの話は面白かった
 
今日はいつもより少し早く家を出て都知事選の投票を済ませてテントへ。
投票場はガラガラだった。期日前投票した人が多かったのかな?
いつもより少し遅れてサイクリングの二人が寄って下さり、やはり話題は都知事選。しばらく雑談して記念写真を撮り、また皇居の方へ走って行かれた。
今日は「辺野古新基地建設断念を求める全国交流集会」があったので泊り明けのSさんもそちらへ出かけ、座り込む人がいつもより少なかったので乱さんが残ってくれた。
 
朝から黒い雲があって怪しげだったが12時過ぎにやはりにわか雨がきた。
激しい降りだったので仕方なくテントにこもり博識の乱さんの話を聞く。
東京湾のあたりに氷室を作り雪国から除雪したものを保存して夏の暑さ対策に利用すればよいとか次々色々なアイディアが出てくるので面白かった。
訪れる人はなかったが、通りがかりに良いことやっていますね。
頑張って下さいと声をかけてくれる人もいて嬉しい。
 
2時過ぎ三上さんが来てくれたのでやっと乱さんが帰れた。
その後毎日来て下さるM子さんも現れた。
彼女の脱原発・反戦にかける情熱には脱帽です。
2テントのHさんも来て人数が増えたので私は安心してテントを離れた。
(I・K)
 
元気が出ない夜のテント
 
テントの蚊帳の中で仮眠しながら、都知事選の結果を携帯で検索していると、何と投票終了時刻になる前なのに、小池圧勝、益田、鳥越負けの画面がみつかった。そして、8時になるとNHKラジオニュースでもすぐに同結果を出口調査からと報道。がっくり。
 
【以下略】
(K・M)

同じメールの後半ですが。【以下引用】
三反園訓鹿児島県新知事、川内原発の停止要請へ 権限なく異例
【三反園訓鹿児島県新知事、川内原発の停止要請へ 権限なく異例】
毎日新聞2016729日東京朝刊

http://mainichi.jp/articles/20160729/ddm/002/010/107000c

 鹿児島県知事に初当選した元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓(みたぞのさとし)氏(58)728日、新知事に就任し、国内で唯一稼働している九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(同県薩摩川内市)の一時停止と点検を、8月下旬から9月上旬に申し入れる考えを表明した。知事に稼働中の原発を止める法的権限はないものの立地自治体の要請を一蹴することは困難とみられ、政府や九電は苦しい判断を迫られそうだ。
【杣谷健太、遠山和宏、門田陽介】

 「熊本地震があり、原発は本当に大丈夫かという不安が県民の間にある。九電に強く(一時停止を)申し入れる」。停止を選挙公約に掲げていた三反園知事は就任記者会見で明言した。九電の3号機増設計画についても「今の状況では難しい」とし、「原発に頼らない社会に一歩でも二歩でも近づける」と述べた。

 原子炉等規制法では、自然災害で事故が起こる恐れがあるなどの場合、原子力規制委員会が運転停止を命じることができるが知事に権限はなく、三反園知事の要請は極めて異例。一方、首相レベルでは「政治判断」で停止させた例はある。

 東日本大震災から2カ月後の20115月、南海トラフ巨大地震の震源域にある中部電力浜岡原発(静岡県)に対し、菅直人首相(当時)が運転停止を要請し、中部電が受け入れた。浜岡原発はこれ以降、再稼働できないままだ。米スリーマイル島原発事故(1979年)後に、当時の大平正芳首相が、同じ形式の関西電力大飯原発1号機(福井県)の停止を求め、2カ月停止したこともあった。

 三反園知事は会見で「権限のあるなしに関係なく、県民の不安に応えるのが知事の責任だ」と主張。九電は「熊本地震後にも安全性を確認している」(幹部)と、運転停止にすぐに応じる考えはないが、法的な定期検査のため1号機は106日、2号機は1216日に停止する予定。九電は、それぞれ約2カ月後には再び稼働させたい考えだが、計画どおり運転再開できるのかが焦点となる。

 九電内には「知事が運転再開に強硬に反対すれば、ためらわざるを得ない」との声がある一方、「知事の意向で原発が止まる前例を作れば、全国の電力会社に影響する」との懸念もある。政府は平成30年度(2018年度)の電源構成比で、原発の割合を「20%~22%」とする目標を掲げているが、達成には全国42原発のうち30基程度の稼働が不可欠だ。経済産業省も鹿児島県の動きが全国に広がることを警戒する。

 首藤重幸・早稲田大法学学術院教授(原子力行政法)は「法的には、自治体が原発を止めるのは無理かもしれないが、政治レベルでは可能。(住民の安全を守ることを自治体に求める)地方自治法の精神を再認識することが大事だ」と指摘する。
避難計画、鹿児島県が独自調査
 三反園知事は川内原発の安全性や避難計画について県独自で調査する第三者組織「原子力問題検討委員会」(仮称)を設置する方針だ。
 三反園知事が問題視しているのが、川内原発が事故を起こした際の住民の避難計画の実効性だ。政府の指針は、原発から半径5キロ圏の住民は事故の兆候があったら、すぐに避難し、530キロ圏の住民は原則屋内退避して線量が上がれば30キロ圏外に避難する仕組みで、周辺自治体はこの指針に沿って計画を作成している。
 しかし、震度7を2度記録した熊本地震では余震への不安から多くの人が屋外に避難し、高速道路や国道などの避難経路も寸断された。地震と原発事故が同時に起こる複合災害下で、避難計画が有効に機能するのかといった論点が検討委のポイントになりそうだ。
 
鹿児島県だけでなく、立地自治体は避難計画に不安を抱える。福岡市で728日開かれた全国知事会議でも、福井県に隣接する滋賀県の三日月大造知事は「大規模地震が発生した時に、多くの住民が屋内にとどまることに懸念を抱くと思われる」と指摘。島根県の溝口善兵衛知事も「屋内避難といった防護対策の見直しが必要。政府全体で考えるべきだ」と提案した。
 避難計画は国の指針に従って自治体が作る一方、国がその実効性を審査する仕組みはなく、再稼働の要件に含まれていない。避難計画を独自検証する動きが全国に広がれば、今後の再稼働のハードルが上がる可能性もある。
九州電力川内原発を巡る経過と今後の流れ

20149月  1、2号機が原子力規制委員会の審査に合格
   11月  鹿児島県の伊藤祐一郎前知事が再稼働に同意
2015
8月  1号機が再稼働
   10月  2号機が再稼働
2016
710日 鹿児島県知事選で、三反園訓氏が伊藤前知事を破り初当選
     728日 三反園氏が知事就任
 8月下旬〜9月上旬? 三反園氏が九電に1、2号機の停止要請
 10 6日 1号機が定期検査のため運転停止の予定
 1216日 2号機が定期検査のため運転停止の予定

FS
 【以下略】

メールでの会話の一端ですが。
【同僚40歳くらい】毎日、通りますのでお見かけしてます。あの場所に、何故テントを設置出来るのか?謎です、知っていたら教えて下さい。今年もよろしくお願いします。
 
<私>
を開いて下さい。
いま、4年越しの「明け渡し裁判」が山場です。
経産省は①明け渡し②それまでの使用料の数千万円の支払いを求めています。(民事裁判で刑事裁判にはならない)
 
①警察の管轄する道路ではなく、経産省の敷地だから。
②菅や枝野たちが激励に来たこともある。
③福島の人々に応える拠り所になっている。
など。
 
さて、①アメリカのオキュパイ②香港のパラソルはどうでした?
③祭りやイベントでは、普通、道路使用許可が出され、公共は施設が解放されます。まつりごと(祭り、祀り、政)という連想も一度して…😅
 
私達の時代は、運動でも日常でも普通に近かったのですが😃
そう、○○では点呼室で今も組合活動が行われています。いろんな悶着の末です。これも「占拠」の一種かもしれませんね。

とりあえず三上治さん(味岡修さん)のテント日誌の紹介だけですが。
年末の突然の審理打ち切り宣言から、「最後の攻防」が始まっている。
官邸前の金曜行動に加えて、官邸=国会途上のテントに寄っていくことをお勧めします。
私自身は、仕事中の自主的休憩時間にたまに寄る程度ですが。
5日は、集会と炊き出しに寄って、おいしいあんころモチとトン汁・白菜づけをごちそうになりました。
 
(新左翼系の総合ホームページとでもいえる)「旗旗」にも連載が投稿されていました。
 
テント応援団ほかのホームページもここからいけます。
 
 
テント日誌11日(祝)
経産省前テントひろば1208日商業用原発停止470日
 
困難でも未来を構想することは続けたい
 
昨夜は年末年始の中心企画として紅白歌合戦やカウントダウンなどが行われた。毎年のことだが多くの人が参加して盛り上がったとのことだった。僕の方は別の用事の手が離せなくて参加できなかったが、賑やかであったと聞いてほっとした。九州の川内テントは暴風雨でテントに内に閉じ込められていたとのことだ。強烈な雹や霰に見舞われたらしい。現地のEさんによるとはじめての経験だったとのこと。久見崎海岸の秘められた恐ろしさというか、激しさを実感させられたのであろうか。それでも14日には地元の人たち十数人も参加しての餅つきがあると伝えてきている。ここ経産省前では15日に恒例の餅つきであるが、経産省前と川内と双方での餅つきを今年の闘いの烽火としたいものだ。(後略)
 
 

テント裁判が第2回を前に、「応援団」が結成された。
老老・老若10人の呼びかけ人は女性が6人で気合いが入る。
 

イメージ 1 久しぶりにお邪魔しました。
この日はちょうど韓国のテレビ局の突然のインタビューとかで、中では2人が応対。
 
 外では数人が暑さに負けずに歓談中。
 
 最近百円ショップで見つけた掘り出し物を手土産に、歓談の輪に加わった。
 
 左の中央の黒いのが、太陽光発電のライト。
ガーデニング用の、夜だけ光る優れものです。
暗くなったら、光センサーで自動的に小さな光を灯します。
 
 ちょっとした代替電力の話がでkdd経産省前の交差点の信号も、今やとっくにこのソーラー発電タイプ。
 技術的には、小型の太陽光、小型の水力発電(百万円程度でできるとのこと)が開発されている。
 
 
イメージ 2 そして風車を応用した風車発電も、小型ならいくらでもできそう。
 
 携帯電話で話していた女性が、「水道橋も終わったみたいね」。
 反天連の集会が終わり、神保町から靖国に向けてのデモの実況中継が聞けました。
 
 今日は帰るという人が、「話のネタに」と一つお持ち帰り。
 まだまだたくさん残っています。

一般の募集要項を見ていると、あいかわらすピンはねが激しい。
ただ、職安(ハローワーク)で探すと意外とまともに近い募集もある。
 
若い人なら、ボランティアとバイトを兼ねて、福島の空気を吸いに行くのもいいかも?
生活の延長線上で、一人ひとりの顔を見ながら、現地と自分を見つめるのも…。
 
 

職種 雇用形態/就業時間/産業沿線/
賃金(税込)休日/週休二日就業場所
リゾートホテル内業務(耶麻郡北塩原村)常用型派遣/交替制ありサービス業(他に分類されないものうち労働者派遣業福島県耶麻郡北塩原村
145,000円~185,000円1)06:00~15:00
 2)13:00~22:00
 3)06:00~22:00
 /他/その他
未経験歓迎!復興支援に貢献正社員以外/1)08:00~17:00サービス業(他に分類されないものうち労働者派遣業福島県郡山市
!除染作業員/福島県170,000円~170,000円/他/その他
除草作業(福島市)正社員/変形 1年単位製造業のうち船舶製造・修理業,舶用機関製造業福島県福島市
184,000円~230,000円1)08:00~17:00
 /日祝他/その他
プラント内作業員(南三陸町)正社員以外/1)08:00~17:00建設業のうちとび・土工・コンクリート工事業宮城県本吉郡南三陸町
208,800円~208,800円/日他/その他
プラント内作業(ガレキ選別袋詰め処理)(南三陸町)正社員以外/1)08:00~17:00建設業のうちとび・土工・コンクリート工事業宮城県本吉郡南三陸町
208,800円~208,800円2)20:00~05:00
 /日他/その他
除染作業員(福島県双葉郡楢葉町)正社員以外/1)08:00~17:00製造業のうち自動車・同附属品製造業福島県双葉郡楢葉町
336,350円~390,600円/日他/隔週
(請負)住宅の除染作業正社員以外/1)08:00~17:00サービス業(他に分類されないものうち労働者派遣業福島県福島市
198,000円~198,000円/日他/その他福島県郡山市
  福島県二本松市
福島県の除染に係わる作業正社員以外/1)08:00~17:00建設業のうち一般土木建築工事業福島県安達郡大玉村
379,750円~379,750円/他/毎週
軽作業員正社員以外/1)08:00~17:00建設業のうち土木工事業(舗装工事業を除く)福島県福島市
188,000円~305,500円/日祝他/その他福井県大野市
作業員正社員以外/変形 1ヶ月単位建設業のうちその他の職別工事業福島県郡山市
322,000円~391,000円1)08:00~16:30
 /日祝/その他
除染作業員〔福島県〕正社員以外/1)08:00~17:00情報通信業のうちソフトウェア業福島県郡山市
231,000円~336,000円/土日祝/毎週
清掃及び調理補助正社員/07:00~19:30の間の8時間宿泊業,飲食サービス業のうち旅館,ホテル宮城県大崎市
128,800円~144,900円/他/その他宮城県大崎市
請)放射線除染作業(家屋・庭等の洗浄)(郡山市)正社員以外/1)08:00~17:00建設業のうち一般土木建築工事業福島県郡山市
291,600円~364,500円/日他/その他
(請)除染作業正社員以外/1)08:00~17:00サービス業(他に分類されないものうち他に分類されない事業サービス業福島県いわき市
265,000円~265,000円/日祝他/その他
除染作業、土木軽作業(急募)正社員以外/1)08:00~17:00製造業のうちその他の繊維製品製造業福島県福島市
220,000円~264,000円/土日祝/毎週福島県郡山市
  福島県相馬市
接客他、調理、宿舎管理人正社員/交替制あり宿泊業,飲食サービス業のうち旅館,ホテル福島県相馬郡新地町
(住込み)170,000円~200,000円05:00~21:00の間の8時間
  /他/その他
除染作業/川俣町(福島県)常用型派遣/1)08:00~17:00運輸業,郵便業のうち貨物運送取扱業(集配利用運送業を除く)福島県伊達郡川俣町
318,240円~318,240円/土日祝/毎週
除染作業員急募!(清掃・草むしり等)/郡山市登録型派遣/変形 1ヶ月単位サービス業(他に分類されないものうち労働者派遣業福島県郡山市
194,400円~259,200円1)08:00~17:00
 /土日/毎週
(請:福島)除染作業員正社員以外/変形 1ヶ月単位建設業のうち一般土木建築工事業福島県郡山市
130,200円~347,200円1)08:00~17:00福島県伊達郡川俣町
 /日他/その他 
(請)除染工事正社員以外/1)08:00~17:00卸売業・小売業のうち他に分類されない小売業福島県郡山市
207,000円~230,000円/日祝他/その他

 
 
 

テレビやラジオほかの特集や出演を画像を丹念に積み重ねて、声の文字起こしもしてくれている。
出演者別に分けられていて探しやすい。
 
「むらさきつゆ草」の市川定夫先生の埼大での講義がうれしい。
自然放射能と原発由来の放射能の異同がよくわかる。
人類(生物)の秘密を垣間見る思いだ。
 
こんな時に市川先生が元気だったら…
 
ブログ名 みんな楽しくHappyがいい(キーコちゃん?)

↑このページのトップヘ