ガザに心を寄せていただいている皆さんへ
藤永香織さんからのメッセージです。
藤永香織と申します。パレスチナ・ガザ地区に家族がおります。今日は、ガザの家族
からのメッセージを読ませていただきます。
「日本の皆さん、こんばんは。僕たちはマッスーシーとムハンマド。今はハンユニス
郊外に逃げています。
近隣はドローンが飛ぶくらいですが、ラファヘの攻撃音が聞こえてくる毎日です。こ
れまで、爆撃音に怯えながら、明日も生きていられますようにと祈り、朝、目が覚め
たら生きていることにホッとする。
こんな生活が8か月以上も続いています。
ガザの人間というだけで、僕たちは殺されても仕方がないのでしょうか。僕たちは死
にたくありません。殺されたくありません。
一日も早く停戦してほしい、どうか皆さんの助けが必要です。僕たちがこれ以上殺さ
れる前に、どうか助けて下さい。」
電話が繋がった時、彼らの声のすぐ後ろにドローンの飛行音が大きく迫って聞こえる
ことがあるのですが、今にも子どもたちが撃たれるのではとドキドキします。
逆に、近所の子どもたちが遊びまわる甲高い声が聞こえると、活き活きとした命のざ
わめきが電話の向こうに満ちているようで嬉しくなります。
けれど、今この瞬間にも命を奪われている人がいるかもしれないと思うと、胸が苦し
くなります。
彼らが殺されていい理由など、どんなに探しても見つかりません。
もう、誰にも死なないでほしいです。イスラエルの人質も含めてです。そのためにも
、一日も早い停戦が必要です。
どうか、ガザに寄り添って下さい。あなたの助けが必要です。
あなたの関心が、あなたの行動が、ガザの誰かの命を救うのです。 一刻も早い停戦
の実現の為に、どうかあなたの力を貸してください。